明治安田生命、FiNC社と健康経営支援プログラム開発で基本合意契約を締結
明治安田生命は、FiNC社と企業等の健康経営の取り組みを支援する法人向けプログラムの協働開発に向けた基本合意契約を2月21日付で締結した。両社は、健康経営に取り組む法人とその従業員への健康増進に関する支援を通じて、ヘルスケア分野における新たな価値を提案していく。
近年、企業における従業員の健康増進への取り組みを通じて生産性向上を目指す健康経営への関心が高まっている。健康経営は、健康増進の取り組みが、従業員の活力や生産性の向上などの組織の活性化をもたらし、結果として業績や企業価値の向上へつながるといった考え方に基づく経営手法。経済産業省は、健康経営への関心の高まりを受けて、健康経営に積極的に取り組む優良な法人を認定する制度として「健康経営優良法人(ホワイト500)」を創設し、2020年までに500社認定する方針を示している。
明治安田生命は、企業の従業員等の生活習慣病の予防・改善など、継続的な健康増進に向けたサービスの提供等を目的として、生活習慣改善のための行動変容要因を分析する研究をFiNC社と協働で取り組んでいる。また、同社従業員の健康増進に向けた取り組みにおいて、参加者にFiNC社の生活習慣改善プログラムを提供しており、2月21日認定を受けた「健康経営優良法人」においても、取り組みの1つとして評価された。
今回、両社のこれまでの関係性をさらに発展させ、生命保険会社として健康増進の取り組みを推進する明治安田生命と、「予防×ヘルスケア×テクノロジー」の分野で先行するFiNC社は、互いの様々なノウハウ等を組み合わせ、企業等の健康増進の取り組みを支援する、新たなプログラムの協働開発等に向けた協議の開始について、基本合意契約を締結。(1)法人向け健康経営支援プログラムの検討・開発、(2)明治安田生命の保険・健康分野の知見と、FiNC社のヘルスケア分野に特化した人工知能等の情報通信技術(ICT)を活かした、新たなヘルスケアサービスの検討・開発の2つの取り組みの具体的な内容等について、今後、両社で協議のうえ、検討を進める。