第一ライフグループ、第一生命、【インパクト投資】株式会社カミナシへ投資
第一ライフグループは、子会社である第一生命を通じて、AIによる現場トランスフォーメーション(以下、「現場AX※1」)を推進する株式会社カミナシ(以下「カミナシ」)に対し、サステナブル投資の一環であるインパクト投資※2として2億円の投資を実施した。
【本投資の概要】
●カミナシは、現場作業者(ノンデスクワーカー)を対象に、現場オペレーションHub「カミナシ」を通じて現場AXを推進する国内スタートアップ企業。主に製造業、食品業、宿泊業、 物流業などの現場における紙帳票や属人的な業務をデジタル化し、現場オペレーションの効率化や品質向上に貢献している。
●カミナシの提供するサービスは、「カミナシレポート(現場帳票の電子化)」、「カミナシ教育(動画マニュアル作成・研修管理)」、「カミナシ設備保全(設備保全業務のデジタル化)」、「カミナシ従業員(従業員向けコミュニケーションツール)」、「カミナシ生産実績(生産実績管理)」の5つで構成されている。これらをマルチプロダクトで展開することにより、現場作業者が抱える業務課題を包括的に解決する現場AXのトータルソリューションを提供している。現場業務に特化したサービスを、現場ごとに異なる課題に応じて組み合わせられる点が同社の強みとなっている。
写真提供:カミナシ
●近年、日本では少子高齢化を背景に労働人口の減少が進み、カミナシの対象とする現場産業において人手不足が深刻化している。工場等の現場では労働力確保が重要な経営課題となっており、外国人材の活用も進んでいるものの、人手不足の解消には至っていない。こうした状況の中、企業が持続的に成長していくためには、業務の標準化やデジタル化、省人化を通じて労働生産性を向上させることが求められている。
※1 AX(AITransformation)とは、AIを活用して業務や組織のあり方を変革すること
※2 インパクト投資とは、運用収益の獲得と社会的インパクト(社会の構造変化等)の創出の両立を意図して投資判断を行う投資手法。
また、現場業務では依然として紙帳票や紙マニュアル等を用いたアナログな業務が多く残存しており、情報の転記・集計、確認作業、保管業務などに多くの工数を要している。これにより、管理負担の増大、従業員教育の非効率化、長時間労働の発生、ヒューマンエラーの増加といった課題が生じており、企業の生産性向上を阻害する要因となっている。
●カミナシは、多数の現場訪問を重ねることで、現場作業者が抱える課題を深く理解するとともに、その解決に向けた豊富な知見とノウハウを蓄積している。こうした知見を活用し、導入企業ごとの課題に応じて複数のサービスを組み合わせ、現場AXを包括的に支援している。本サービスの導入により、企業は業務の標準化・効率化を進め、深刻化する人手不足への対応を図ることができる。さらに、紙帳票の作成・集計・保管等に要する管理コストや、従業員教育に係る労務コストを削減することで、労働生産性の向上や企業の持続的な成長につなげることが可能となる。
[主な社会的インパクト]
●現場の労働生産性向上および紙使用量の削減に貢献
現場AXの実現による「労働生産性の向上」と「紙使用量の削減」を通じた、社会的・環境的インパクトの創出
同社は本投資を通じて、高い投資収益を期待するとともに、現場作業者における業務効率化、労働生産性向上に貢献するカミナシの取組みを資金面からサポートし、その進捗状況を継続的にモニタリングしていきます。今後も引き続き、運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、サステナブル投融資に積極的に取り組んでいく。
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