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ライフネット生命ががん経験者572名へのアンケート調査結果を公表

ライフネット生命は、特定非営利活動法人キャンサーネットジャパンの協力を得て、がん経験者572名にアンケート調査を実施し、その調査結果を公表した。
「日々の生活」「お金」「仕事」における悩みや実態をはじめ、がん経験者が考える「働きやすい職場づくり」のアドバイスも公開している。
~生活面~
■がん罹患時に感じた不安
・「再発や転移」への不安が8割。次いで「仕事」「家族への負担」「治療費」
・がん発覚時、未婚女性の2人に1人が「恋愛や結婚」に不安。「妊よう性」も4割が不安
■がん罹患後の生活での困りごと
・男性は、「食生活で困った」が最多。「医療情報の取得」も困りごとの上位に
・女性は、「外見ケア」や「買い物」で困るケースが多い
■生活全般において、がん経験者が求めるサポートサービス
・買い物・料理など「家事代行」への強いニーズ。“がん研修を受けたスタッフ”を望む声も
・「子どもの預かり」「通院送迎」「外見ケア」「治療と仕事の両立」への要望も
■サポートサービス利用のハードル
・がん経験者の過半数が「費用面が壁」と回答。「利便性」や「手続きの簡便さ」も重要

~経済面~
■がん罹患前後の収入差
・がん罹患後、「平均で2割収入が減少」という結果に
・職業別では、「派遣社員」や「パート・アルバイト」の収入減少率が高い
・罹患後に収入が減少した人の約半数が、「収入が半分以下」に。「収入ゼロ」も2割存在
■収入減少に至った理由
・収入減少の理由は、「休職」「業務量のセーブ」「退職」がTOP3
■収入減少後の経済面での困りごと
・2人に1人が「医療費」「生活費」に困った
・子どものいる家庭では4割が「教育費」に困り、「習い事や進学を断念させてしまった」家庭も
■がん罹患後の公的制度の利用状況
・高額療養費制度の利用は9割。一方で、医療費控除の利用は6割にとどまる
■公的制度での金銭面の充足度
・全体平均では、金銭面が「足りた」「足りない」の割合はほぼ同等
・一方、自営業・自由業の7割、パートアルバイトの6割が「公的制度では不足」と回答

~仕事面~
■がん罹患後の仕事への意識変化
・4人に3人が「ライフワークバランスへの意識が高まった」
・がんを経験したことで、「周りのスタッフへの気遣いも高まった」5割
■企業のがん経験者への治療と仕事の両立支援 「制度」と「風土」
・勤務先で「サポート制度自体がなかった」4割
・「制度があっても、利用できない雰囲気があった」3割
■がん経験者が求める「働きやすい環境づくり」への改善や工夫
・がんは誰にでも罹りうるという意識改革や社内研修
・フレックスタイムや在宅ワークの導入などの制度作り
■がんであることのカミングアウト
・公表状況は「親」「兄弟(姉妹)」「パートナー」は9割
・周囲の理解や環境が整えば「職場の同僚にもカミングアウトしたい」8割

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