住友生命、Well-being Initiative参画企業としてSWGs宣言を共同発表
住友生命は、Wellbeing Initiative※1の参画企業として、2030年に目標期限を迎えるSDGsの次なる国際アジェンダをめざす「SWGs(Sustainable Well-being Goals)宣言(以下「本宣言」)」を採択し、10月6日、参画企業と共同で発表した。SWGsは人・社会・地球が調和し、正の遺産を次世代にのこすことを目指す未来志向のゴールである。
※1 Well-being Initiativeは、株式会社日本経済新聞社と株式会社電通が主宰し、公益財団法人Well-being for Planet Earthおよび有志の企業や有識者・団体等と連携し2021年3月に立ち上げた企業コンソーシアムで、住友生命は2022年1月より参画している。Well-being(実感としての豊かさ)を測定する新指標開発やウェルビーイング経営の推進、政府・国際機関への提言、Well-beingをSDGsに続く世界的な政策目標に掲げることを目指している。
本宣言は、人・社会・地球の主要領域におけるウェルビーイングの方向性を提示し、大阪・関西万博のテーマウィーク「SDGs+Beyondいのち輝く未来社会」に合わせて万博会場内で開催された「第7回日経Well-beingシンポジウム」にて発表した。
1.本宣言について
SWGs(Sustainable Well-being Goals)は、SDGsの次なる国際アジェンダ候補として、2030年以降を見据えたビジョンである。人・社会・地球の三位一体の調和を重視し、「負の遺産をのこさない」から「正の遺産を創り出す」への転換をめざす。
本宣言は参画企業が共同で採択し、「流域※2」や「FR(Future Generations Relations)」といった新しい視点も取り入れ、日本発の国際的なアジェンダ創出をリードしていくことをめざす。
※2 流域とは、雨が地表面を流れて、ある川に流れでる範囲のことで、「生物多様性国家戦略2023-2030」において、行政区域を越えてつながっている生態系に対し、流域等を単位として複数の地方公共団体が共同で戦略を策定することも効果的とされている。
■本宣言の一部抜粋
【SWGsによる価値創出】
・人のウェルビーイング:現役世代だけではなく、将来世代もふくめて、主観的にも客観的にも充実した状態
・社会のウェルビーイング:地域固有の文化や経済が尊重され、活力があり、平和な状態
・地球のウェルビーイング:環境保全・再生と自然との共生を基軸にした持続可能な状態
2.賛同企業一覧
・アサヒ飲料 米女太一 代表取締役社長
・味の素 佐々木達哉 取締役執行役専務(コーポレート本部長)
・EYJapan 永吉正郎 チーフ・タレント・アンド・ウェルビーイング・オフィサー
・江崎グリコ 上野理恵 執行役員サステナビリティ戦略室室長
・NECソリューションイノベータ 石井力 取締役会長
・MS&ADインシュアランスグループホールディングス 舩曵真一郎 取締役社長グループCEO
・住友生命 高田幸徳 取締役代表執行役社長
・東京きらぼしフィナンシャルグループ 渡邊壽信 代表取締役社長グループCEO
・TOPPANホールディングス 石川智之 執行役員広報本部長
・豊田合成 宮﨑直樹 取締役会長
・日清食品ホールディングス 後野和弘 執行役員フューチャーフード担当博士(工学)
・日本航空 斎藤祐二 代表取締役副社長執行役員・グループCFO
・日本たばこ産業 妹川久人 執行役員Chief Sustainability Officer
・パーソルホールディングス 和田孝雄 代表取締役社長CEO
・丸井グループ 青井浩 代表取締役社長CEO
・三井住友トラストグループ 高倉透 取締役執行役社長
・森永乳業 大貫陽一 代表取締役社長
4.本宣言の発出に向けた活動について
a.各社経営陣が集い、調印式を実施
SWGs宣言の発出に向け、2025年10月2日に参画企業各社の経営層が参加するミーティングをホテルニューオータニにて開催した。ウェルビーイングの最新動向を踏まえ、将来に向けたビジョンの共有と、参加者による調印を行った。
b.新聞広告にて発表
2025年10月6日(月)の日本経済新聞・朝刊にて、SWGs宣言について発表した。
5.住友生命のウェルビーイングの取組み
住友生命は「社会公共の福祉に貢献する」というパーパスのもと、一人ひとりのよりよく生きる=ウェルビーイングに貢献する「なくてはならない保険会社グループ」を将来のありたい姿としている。
従来の生命保険の「リスクに備える」役割だけでなく、「リスクを減らす」新たな価値を提供する、健康増進型保険“住友生命「Vitality」”。この「Vitality」を中心として、お客さまの生活に根差した課題やニーズに寄り添ったサービスを提供し、そのサービスを広くお客さまに届けていく。
また、2025年9月より、主観的ウェルビーイングを体感し育むことを支援する、スマートフォンアプリ「シアフル」の提供を開始した。