ソニーフィナンシャルグループ、ソニー生命による既契約ブロックの一部出再を決定
ソニーフィナンシャルグループ株式会社(以下「ソニーフィナンシャルグループ」)の連結子会社であるソニー生命は、9月29日、保有する既契約ブロックの一部を出再すること(以下「本再保険」)を、決定した。
1.本再保険の目的
ソニー生命では、金融市場変動時でも健全性の適正水準を維持できるよう、財務基盤強化に向けて取り組んでいる。この取組みの一環として、外部への再保険を活用したリスク削減を継続的に検討してきた。
今回、米ドル建終身保険を出再することにより、金融市場の変動に左右されにくい財務構造を構築し、将来収益及び将来キャッシュフローの安定性の向上を図る。
なお、本再保険は財務的なリスクを移転するものであり、保険契約におけるお客さまとソニー生命との関係に変更が生じるものではない。
引き続き、保険金等の適切かつ確実な支払いという、生命保険会社の基本的使命を全うする観点から、財務体質の更なる強化を目指していく。
2.本再保険の内容
(1)対象契約 米ドル建終身保険の既契約ブロックの一部
(2)再保険取引方式 共同保険式再保険*1
(3)取引規模*2 3,100億円程度(責任準備金ベース)
(4)再保険料*3 2,000億円程度
(5)契約締結予定日 2025年10月1日
(6)引受再保険会社 AtheneAnnuityReLtd.
*1 再保険会社が、ソニー生命が締結した保険契約と同条件で責任を負う再保険の形態をいい、出再対象契約の財務的なリスクはソニー生命から再保険会社に移転する。
*2 取引規模は、現時点でソニー生命が見込む金額である。
*3 再保険料は、現時点で再保険会社が見込む概算値で、今後変動する可能性がある。
*4 本再保険の内容は、現在、協議中の内容を含んでおり、今後、契約締結予定日を含め、変更となる可能性がある。また、ソニー生命が再保険取引を見送る可能性もある。