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住友生命、企業向けサービスで七十七銀行のレベルアップしたDE&I推進策を支援

住友生命は、プレコンセプションケア※領域における企業向けサービス「不妊治療と仕事の両立支援」ソリューション(サービス名称:Whodo整場(フウドセイバー))の継続的なレベルアップに取り組み、企業のDE&I推進等の支援を進めている。
現在は、不妊治療のみならず、仕事をするうえで上手く付き合っていくべき各種健康課題についても取り扱いを開始するなど、コンテンツを拡充している。
このたび、男女それぞれに存在する性別特有の健康課題への相互理解促進を目的にしたオンラインセミナーを株式会社七十七銀行へ提供した。また、今後も新人行員向けプレコンセプションケア研修の提供を予定するなど、継続した支援に取り組んでいく。
※プレコンセプションケアとは、若い男女が将来のライフプランを考えて日々の生活や健康と向き合うこと。次世代を担う子どもの健康にもつながるとして近年注目されているヘルスケアである。
1.七十七銀行への支援について
昨年、七十七グループ社内でのDE&I推進を目的とした支援を実施したところ、「性別特有の健康課題について男女ともに理解を深める機会を作りたい」とのオファーがあり、昨年とはテーマや対象層を変えてレベルアップしたDE&I推進策を支援すべく、以下のセミナーを2025年3~4月の2回にわたり提供した。
また、2025年6月には新人行員を対象にプレコンセプションケア研修を予定している。
2.今回の支援概要
a.オンラインセミナー
新たに以下のセミナーコンテンツの提供を行った。
・男女の「妊活」と「生理」を知る~他人事を自分事に~
女性のホルモンと男女の生理、不妊治療についての基礎知識や仕事との両立について説明している。
・男女の更年期、基本キ~生き生きと働き続けるために~
男女それぞれの更年期に訪れる心身の変化に関する基本的な知識やチェックポイントについて説明している。
b.セミナー実施の背景・実施しての感想・今後の展望
七十七グループでは、一人ひとりが自己の能力を十分に発揮できる職場環境の実現を目指し、多様性への理解促進に向けた様々な取組みを行っている。
今回実施したセミナーでは、性別特有の健康課題をテーマに、当事者または支援者として、男女の垣根を超えて相互理解を深めることが出来た。医学的内容を分かりやすく解説するとともに、実際に職場で求められる配慮について具体的事例を交えて説明し、非常に満足度の高いカリキュラムだった。
引き続き、セミナーの開催等を通じ、従業員一人ひとりの「なりたい姿」の実現に向けて、「ワーク」と「ライフ」の両面から積極的なキャリア支援を行っていく。
c.セミナー受講者の声(受講後アンケートより一部抜粋)
<男女の「妊活」と「生理」を知る~他人事を自分事に~に関するコメント>
「世の中に情報は増えているが、専門家の話を直接聞く機会は初めてであり、効率的に全体像をつかむことができた。」
「自身には現時点では「妊活」や「生理」に関する悩みは少ないが、自身の立場(マネージャー)としては知っておく必要があるため、このような取組みは必要だと考える。」
<男女の更年期、基本のキに関するコメント>
「講師の方の説明が非常にわかりやすく、質問にも的確に回答いただけました。」
「非常に重要なテーマではあるものの、これまで聞いたことのない話だったので、今回聞けてとても良かった。」
「更年期症状が発症した時の病院への罹り方など、今まで知らなかったので勉強になった。男性の更年期についても新たな発見が多く、同僚への対応に関しては特に学びがあった。」
3.6月実施予定の新人行員向けプレコンセプションケア研修について
2025年6月11日には、ヘルスリテラシー向上に資する教育・啓蒙を通じ、新人行員の自律的なキャリア形成の支援を目的に、新人行員向け集合研修の一環として以下の研修を行う予定である。
・将来のために正しく知ろう~プレコンセプションケアをはじめよう~
月経・PMSやプレコンセプションケアについて正しい知識を身に着け、これからのライフプラン・キャリアプランについて考える。
4.Whodo整場(フウドセイバー)の今後の展望について
住友生命は、お客さまの健康増進をサポートするVitality健康プログラムを中心としたWaaS(Well-being as a Service)※2を通じてお客さまのウェルビーイングに資するサービスの提供を目指している。
その1つであるWhodo整場(フウドセイバー)の提供を通じて、企業で働く従業員一人ひとりが望んだ「理想のライフプラン」を実現できるよう、「不妊治療と仕事の両立」という大きな社会課題の解決や、いつかは子を持ちたいと思う従業員への早い段階からのサポートによる、社会課題そのものの縮小を目指す。
ローンチ以降、サービス提供企業数は着実に増えており、各企業の支援を実施している。
若年層に向けたプレコンセプションケアや、男性育休・産後うつに関するコンテンツの拡充も行っており、今後も社会のトレンドや企業からのニーズを踏まえて、協業パートナーを増やしながらサービスを充実させていく。
※2 Vitality健康プログラムを中心とするウェルビーイングに資するサービスエコシステムのことである。

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