新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

第一生命、生成AIを活用したチャットサービス「ICHI-to-Chat」のビジネス実証を実施

第一生命は、お客さまの体験の変革を目指し、2022年4月からAIとゆるく雑談できるチャットサービス「ICHI-to-Chat」の開発を試験的に行っている。2023年6月からは一部のお客さまに向けてビジネス実証を開始した。今回、5月16日から6月6日の期間に、同社LINE公式アカウントを通して行ったビジネス実証(以下、「本取組」)では、約1万人の方が利用している。
利用者から好評で、今後は本格展開も視野に検証を進めていく。同社は、お客さまにとってよりよいタイミング・方法で必要な情報・サービスを届けるために、引き続き幅広くDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めていく。
■取組みの背景
「ICHI-to-Chat」では、特に、保険自体になじみのない方や、忙しくて検討をする時間が持てない方などに、ご自身に必要な備えを考えるきっかけを日常に寄り添った形で届けたい、というコンセプトのもと、ゆるく雑談を楽しめる友達のようなAIチャットボットを開発している。
「ICHI-to-Chat」のコンセプトは、第一生命グループにおいてグローバルイノベーション創出を目的に革新的なアイディアへの投資を行う「Dai-ichi Life Innovation Fund」で採択された取組みである。
■サービス「ICHI-to-Chat」の概要
お茶目な第一生命の新人生涯設計デザイナー「ICHI」と、ゆるく雑談しながら、自然と将来のことや、必要な備えを考えるきっかけを得られるチャットサービスである。生成AIを活用したチャットサービスで、お好きなタイミングでリラックスしながら、気楽な友達と雑談するように使えることが特徴である。単に質問に答えるだけのチャットボットではなく、くるくると表情を変えるICHIから、身近なエピソードを題材にしたちょっとした気づきを届ける。
このサービスは、2022年度から株式会社Capexとコンセプト立案・デザインを開始し、試験的に開発・運用しているものである。
■本取組について
第一生命の公式LINEアカウントとお友達になっている方の中から、ランダムにLINEメッセージで「ICHI-to-Chat」の利用を案内、6月6日までの期間限定で約1万人の方に利用されている。
本取組に参加した方の約73%(※)がICHIとの会話に「満足」「やや満足」と答えている。さらに、雑談をきっかけに同社サービスに興味・関心を深めてもらった結果、ICHIから紹介した同社商品のWebページに実際にアクセスした方も一定数みられ、いずれも想定を上回る反応があった。今後は、利用したタイミングや内容、満足された部分や反対に期待に沿えなかった部分も含めて精査を進め、得られた知見を活かし、本取組に限らず、お客さまとの最適なコミュニケーションの形を追求していく。
※チャットの途中でICHIから提示するアンケートに回答された方約2,000名に占める割合

関連記事(保険業界ニュース)

生保

第一生命、コンダクトリスク管理事務局を設置

生保

ソニー生命、経済産業省令和5年度補正「ライフステージを支えるサービス導入実証等事業」に係る取組結果を公表

損保

SBI損保、【ダイレクト型損保初】MS&ADインターリスク総研と降雹予測モデルの構築および精度検証を目的としたPoC(概念実証)を実施

生保少短

第一生命、第一スマート、JR東日本、Suicaの体験価値向上に向けた共創の取組みを開始

生保

第一生命、全国市民ランナー応援プロジェクト「Run with You」2025年度スタート

生保

第一生命、3大疾病サポート保険(団体型)取扱範囲の拡大および支払事由を改定

生保

第一生命、「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」着工

生保

第一生命、「都市の緑3表彰」の支援と募集開始

生保

SBI生命、自社開発したAI搭載議事録要約アプリ「TEX(テックス)」をリリース

生保

第一生命、保険初の九州における物流施設投資「D‐LIFELOGI鳥栖」竣工