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東京海上日動あんしん生命、保険代理店および保険会社間のメール連絡に伴う情報漏えいが発覚

東京海上日動あんしん生命は、保険代理店および他の保険会社(以下「乗合保険会社」)間のメール連絡において、同社の顧客情報が含まれたメールを保険代理店および乗合保険会社間で送受信していたことが判明し、同社顧客情報の漏えいが確認された。
1.事案の概要
今回の事案は、自動車販売店等の複数拠点を有する保険代理店の管理部門から各拠点等に発信されるメールにおいて、同社の顧客情報が乗合保険会社の担当者に漏えいしていたものである。
今般、損害保険会社において、複数の保険代理店等から顧客情報を含むメールが、他損害保険会社等の担当者に送信されていた事案を受け、同社の生命保険契約に関して調査を行った結果、同様の事例が確認された。
2.調査の状況
調査の結果、複数の保険代理店で同様の事案が確認されている。なお、現時点で情報の不正使用は確認されてない。
①メールに含まれていた顧客情報
契約者名、証券番号、契約応当日、申込日、保険種類、保険金額、保険料、など
(なお、現時点でセンシティブ情報の漏えいは確認されていない)
②情報漏えいの規模
情報漏えい(含む疑義)が確認されている代理店数:4代理店
3.同社の対応について
情報漏えいが確認された顧客に対しては、今後、通知もしくは公表を通じて案内していく。
同社は、本件を真摯に受け止め、まずは調査を通じて全容を把握するとともに、判明した原因に対する再発防止策を徹底することでお客様からの信頼回復を図っていく。

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