生保各社、2023年度決算を発表
生保各社は、2023年度決算を発表
■オリックス生命
1.契約の状況
◆新契約(個人保険)の状況(単位:千件、億円)
新契約年換算保険料:252/前年比 95.2%
新契約件数:200/前年比 72.4%
新契約高:8,960/前年比 112.2%
◆保有契約(個人保険)の状況
保有契約年換算保険料:3,423/前年比 101.3%
保有契約件数:4,819/前年比 98.5%
保有契約高:140,984/前年比 99.9%
同社は、生命保険会社としてより一層お客さまのお役に立てるようになるため、第一分野の販売を強化することを重要施策として掲げている。その方針に基づき、2023年度は、5月の米ドル建終身保険の保険料率改定に加え、11月には円建終身保険の保険料率改定を行い商品力の強化などを図ったことにより、新契約高は前年度比112.2%と増加した。新契約件数等は、医療保険等の販売が減少したことから、前年度に比べ減少した。
保有契約は、保有契約件数等は前年度末より減少したものの、終身保険の保有が増加したことなどにより、保有契約年換算保険料は、前年度末比101.3%と伸展した。
2.トピックス
2023年5月・米ドル建終身保険の保険料率を改定
2023年7月・健康医療相談サービスにおいて「管理栄養士との予約電話相談サービス」を開始
2023年10月・J.D.パワー“カスタマーセンターサポート満足度No.1<金融業界編・生命保険会社部門>”を受賞
2023年11月・「終身保険RISE」の保険料率を改定
・HDI格付けベンチマークで、最高評価三つ星を8年連続ダブル受賞
2024年3月・「健康経営優良法人2024」に認定
3.収支・資産および健全性等の状況
基礎利益は、主に新型コロナウイルスによる入院給付金の支払いが減少したことにより、△69億円から205億円となった。当期純利益は、為替が円安となったことで外貨建責任準備金繰入額が増加したことなどにより、△31億円となった。
総資産は、為替の影響で外国証券の円換算額が増加したことなどにより、前年度末比115.1%の2兆9,417億円となった。
・ソルベンシー・マージン比率は、前年度末から17.6ポイント減の987.3%となったが、引き続き高水準を維持している。
・保険金支払能力格付け(格付投資情報センター(R&I)):AA
■マニュライフ生命
・新契約の状況(※)
新契約高 7,228億円
新契約件数 11万9千件
新契約年換算保険料 281億円
・保有契約の状況(※)
保有契約高 10兆6,595億円
保有契約件数 157万2千件
保有契約年換算保険料 4,699億円
保険料等収入 1兆4,199億円
当期純利益 268億円
総資産 1兆9,965億円
ソルベンシー・マージン比率 929.1%
※個人保険と個人年金保険の合計である。