明治安田生命、名古屋駅前ビル建替計画の新築工事に着工
明治安田生命は、6月1日付で「明治安田生命名古屋駅前ビル建替計画」の新築工事に着手する。1977年に竣工し、これまで多くの利用があった 「旧明治安田生命名古屋駅前ビル」は、老朽化が進んだことから、環境に配慮した 新たなオフィスビルへの建替えを実施することとした。
1.持続可能な社会の実現に貢献
本計画では空調・照明等の高効率機器の採用、外装水平フィンによる日射遮蔽、 雨水の利用等により、電力や水道の使用量を軽減する。また、同社は本社ビルを はじめ、保有不動産において使用する電力の再生可能エネルギー化を推進して おり、同ビルにも全面的に再生可能エネルギーの導入を予定しているほか、太陽光 発電システムを設置し一部の外構照明に利用するなど、電力使用によるCO2排出量を削減する。これらの取組みを通じて環境性能評価認証であるCASBEE建築(注1)SクラスおよびCASBEEウェルネスオフィス(注2)Sクラスの取得が可能な建物とする。
2.快適に過ごせる新たなオフィスビル
1フロアあたり約400坪の執務室に加え、屋上には緑を多く配置し、屋外でリフレッシュが可能なスカイラウンジ、各フロアには気軽に立ち寄りコミュニケーションの場となるブレイクラウンジなど、充実した共用部を備える。名古屋駅とは地下街で直結するなど利便性も高く、バリアフリー動線にも配慮した建物とすることで、ビル利用者にとって快適な環境を提供する。
3.「確かな安心を、いつまでも」を体現するオフィスビル
防災面では、建築基準法の1.25倍の地震力に耐えうる制振性能を備える。予備電源や非常用発電機に加え、従来1階に配置されることが多い電気室を2階に配置する ことで、浸水時でも安定した電力供給を可能にする。また、防災備蓄倉庫を各フロアに設置するなど、災害時も在館者が安心かつ安全に過ごせる環境を整える。
(注1)建築物や街区、都市等にかかわる環境性能をさまざまな視点から総合的に評価するためのツール
(注2)建物利用者の健康、快適性の維持・増進を支援する建物の仕様、性能、取組みを評価するツール