SOMPOひまわり生命、介護とお金に関する調査報告
SOMPOひまわり生命は、3歳から12歳(小学生6年生)の子どもをもち、かつ自身の親と離れて暮らしている男女400名を対象に、介護や介護にまつわるお金に関する不安について調査した。
◆調査結果サマリー
・コロナ禍3回目の年末、今年は約7割が子どもと一緒に年末年始に帰省予定。2021年の年間の帰省は”2回”が最も多く、約6割がコロナ禍で帰省機会が減ったと回答。
・“あと何回親に会えるか”、半数が考えたことがある。父母の介護に対する不安は、約8割が感じている。一方、父母の老後対策事情を把握しているのはわずか2割。
・帰省時の祖父母から孫へのおこづかいは約6割がもらっており、平均は、年間1.5万円。使い道は、約8割が“貯金”。
・半数以上が「孫のおこづかい」より「自分自身の老後の蓄え」にと考えている。理由は、「自分が楽しんでほしい」、「いつまでも健康でいてほしい」が上位に。
◆調査考察
今回の調査では、介護に対して7割以上の人が不安を抱えており、深刻な問題であることが分かった。
孫へのおこづかいの額は日常のおこづかいより高く、孫へのおこづかいより“自分の老後の備えにあててほしい”と思っている人が高い割合を占めた。一方、もらったおこづかいの使い道については、“もしもの貯蓄”に回している家族が多いことから、将来への不安が大きいことも考えられる。
コロナ禍で家族に会う機会が大幅に減ってしまった昨今、昨年2021年は家族で会う機会は「年に2回」という人が高い割合を占めた結果から、仮に10年間健康で長生きできても、日数にするとわずか20日という計算になる。少しでも長く、健康に過ごしてほしいと考える家族にとって、いざという時、仕事との両立や精神面などでの負担が大きいのも事実である。