大同生命、BCP策定意向が拡大、リスク対策の意識が高まる~中小企業経営者アンケート6月度調査レポート~
大同生命は、全国の中小企業経営者を対象としたアンケート調査「大同生命サーベイ」を、2015年10月から毎月実施している。このほど、「企業を取り巻くリスクへの備え」について調査した2022年6月度レポートを公表した。[調査企業数 9,023 社]
主な調査結果は次のとおり。
1.事業継続に支障をきたすと想定しているリスク
・想定しているリスクとして、「自然災害(59%、前回調査比▲6pt)」「感染症の流行(50%、同▲12pt)」が前回調査(2021年7月)に引き続き上位を占めるものの、少し落ち着きつつある。
・一方、昨今のウクライナ情勢や円安等の影響により「政治・経済リスク(24%、同+13pt)」が高まるなど、社会情勢にあわせた意識の変化がみられる。
2.BCP(事業継続計画)の策定有無
・リスクに対する意識の高まりから、BCP(事業継続計画)を「策定している(策定予定がある)」と回答した企業は62%と、前回調査(2021年7月)から増加(+20pt)した。
3.実際にリスクが発生した際の影響の有無、影響を受けた際に感じたこと
・実際にリスクが発生した際、「影響を受けた」と回答した企業は81%となった。
・その際に感じたこととして、「リスクが発生することは仕方がない」が36%、次いで「被害がこんなに大きくなると思っていなかった」が35%となった。