住友生命、「Vitality」に関するウェルビーイング研究を『Journal of Wellbeing』創刊号に発表
住友生命は、健康増進型保険“住友生命「Vitality」”に関する研究について、ウェルビーイング学会が発刊する学会誌『Journal of Wellbeing』※の創刊号に採録された。
住友生命は、日常の健康行動データを活用した行動変容を促進する仕組みの実装と、その成果の検証にいち早く取り組んできた。
本学会誌への採録は、Vitalityに取り組むことが「一人ひとりのより良く生きる=ウェルビーイング」の向上に寄与する可能性について、専門的見地から一定の評価をされたものと言える。
また、Vitalityを通じて得られたデータや知見は、ウェルビーイングについての理論的・実証的な理解を深め、ウェルビーイング向上に向けた理論・手法の構築につながるものに位置付けられたものと考えている。
※『Journal of Wellbeing』は、ウェルビーイングに関する分野横断的な理論的・実証的研究の成果を広く国内外に発信する、日本および世界において先駆的なウェルビーイング学の学術誌である。
1.研究概要
タイトル:ウェルビーイング向上を目指す住友生命「Vitality」の実践と展望
概要:本研究は、これまで住友生命が公表してきた、Vitality健康プログラム利用者の行動変容および健康アウトカムに関するデータについて、Vitality健康プログラムの特徴である「行動経済学に基づくインセンティブ設計」との関係を含め、ウェルビーイングの観点から再整理したものである。
具体的には、Vitality会員へのアンケート調査結果や、Vitality健康プログラムへの健康増進活動の取組み状況と死亡率・入院率との関連性について分析した。
主な結果:分析の結果、Vitalityが主観的ウェルビーイングの向上および健康アウトカムの改善につながる可能性があることが示された。
掲載誌:Journal of Wellbeing
著者:山川達弘(Vitality戦略部)、濱谷尚志(新規ビジネス企画部)、藤澤陽介(データサイエンスオフィサー)、山田肇(新規ビジネス企画部)、工藤恭平(ブランドコミュニ
ケーション部)※いずれも住友生命
掲載先:https://society-of-wellbeing.jp/journal/
2.研究結果サマリー
Vitality会員へのアンケート調査の結果、回答者の約8割の方において「健康に対する意識の向上」や「運動量の増加」といった行動変容が確認され、「生活の質(QOL)の向上を実感している」ことが示された。
Vitality健康プログラムは、日々の健康増進活動をポイント化し、週次・月次・年次の目標達成に応じて特典(リワード)や保険料割引を付与するといった、行動経済学に基づくインセンティブ設計を備えている。
こうした仕組みが、健康増進活動の継続や自己効力感の向上につながっていると考えられる。
さらに、Vitalityステータスを分析したところ、Vitality健康プログラムに積極的に取り組んでいる会員は、死亡率・入院率が相対的に低い傾向が認められた。
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