生保各社、2025年度第2四半期（上半期）業績を発表

生保各社は、2025年度第2四半期（上半期）業績を発表した。
■SOMPOひまわり生命
1．主要業績の状況
保有契約件数は5,177千件（前年度末比101.2％）、保有契約年換算保険料は3,959億円（同100.3％）と、引き続き増加した。
2．損益の状況
基礎利益は257億円（前年同期比189.5％）、中間純利益は64億円（同60.2％）となった。
3．資産の状況
総資産は前年度末比99.1％の3兆9,789億円、純資産は前年度末比100.3%の1,469億円となった。
一般勘定資産の資産運用ポートフォリオは、ALM（資産・負債の総合管理）の観点から、引き続き高格付けの円貨建債券を中心としている。
また、健全性に加えて運用効率の観点から、一部を円貨建債券以外にも投資し、収益確保や資産の分散を図っている。
4．ソルベンシー・マージン比率
ソルベンシー・マージン比率は、989.7％（前年度末比20.3ポイント増）となった。
■東京海上日動あんしん生命
1．契約の状況
新契約年換算保険料は、189億円(前年同期比85.3%)となった。
保有契約年換算保険料および保有契約件数は、7,512億円(前年度末比98.4%)、630万件(同99.6%)となった。
2．損益の状況
基礎利益は、前年同期比74億円増益の267億円となった。
中間純利益は、同177億円増益の313億円となった。
3．総資産の状況
総資産は、前年度末から686億円減少し、7兆7,697億円(前年度末比99.1%)となった。
4．健全性の指標
保険金等の支払能力を示すソルベンシー・マージン比率は、882.0%と引き続き高い水準を確保しており、優れた健全性を示している。
5．その他、トピックス
中間純利益は、国内金利上昇に伴う金融派生商品費用の減少、保有契約から生じる利益の増加等により増益となった。
＜同社の格付（2025年11月19日現在）＞
S＆P保険財務力格付A＋
■三井住友海上あいおい生命
1．契約高
新契約は、収入保障保険の販売が引き続き好調に推移したことを主因として、8,722億円（前年同期比150.1％）と大幅に増加した。
また、保有契約は、21兆3,132億円（前年度末比98.7％）となった。
2．年換算保険料
新契約は、医療保険の販売減少等により、124億円（前年同期比97.6％）となった。
また、保有契約は、4,241億円（前年度末比99.1％）となり、うち、第三分野の保有契約は、介護・認知症保険の販売拡大等により1,681億円（前年度末比101.0％）となった。
3．損益の状況
基礎利益は197億円（前年同期差△24億円）、中間純利益は119億円（前年同期差△22億円）となった。
4．ソルベンシー・マージン比率
経営の健全性を示す指標であるソルベンシー・マージン比率は、755.3％となり、引き続き十分な水準を確保している。
5．同社の格付け（2025年11月19日現在）
AA格付投資情報センター（R＆I）保険金支払能力格付け
■三井住友海上プライマリー生命
【収入保険料】
収入保険料は、前年同期比＋1.8％の6,376億円となった。
【保有契約件数および保有契約高の状況】
保有契約件数は前年度末比＋5.7％の125.9万件となり、保有契約高は同＋7.3％の8兆7,278億円となった。
【損益の状況】
保有契約高の堅調な推移と安定的な運用収益により、中間純利益(税引後)は88億円となった。
【健全性の状況】
経営の健全性を示す指標であるソルベンシー・マージン比率は662.7％となり、引き続き高い水準で推移している。なお、格付会社からは引き続き高い格付けを取得している（2025年11月19日現在）。
・スタンダード・アンド・プアーズ（S＆P）保険財務力格付けA＋
・格付投資情報センター（R＆I）保険金支払能力格付けAA