ソニー生命、経営承継支援と業務提携強化に向けて基本合意
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ソニー生命と株式会社経営承継支援(以下「経営承継支援」)は、法人のお客さまにおける事業承継ニーズの高まりを背景に、M&Aを含む事業承継領域における両社の協業強化による顧客提供価値の向上を目指し、業務提携強化に向けて基本合意した。
■背景
近年、中小企業の事業承継に関する課題が一層顕在化している。特に、経営者の高齢化が進む中、後継者不在率は未だ50%*を超え、事業を後継者に継ぎたくても継ぐことができない経営者が数多く存在している。こうした状況は、中小企業の持続的成長・ひいては中小企業が支える地域経済にとって大きな課題となっている。
ソニー生命は、『生きがいを、愛そう。』をコーポレートスローガンに掲げ、全国135の支社・約5,800名の保険・金融のプロフェッショナルであるライフプランナーによるコンサルティングやソニー生命独自のサービスを通じて、個人・法人のお客さまに最適な保障を提供し、企業活動を幅広く支援している。今後は、対応領域をさらに拡大し、事業承継や福利厚生などの分野においても、より一層の価値提供を通じて、中小企業の持続的な成長を力強く後押しする予定である。特に、事業承継領域については、関係者承継に係る支援やM&Aを活用した多様な選択肢を提供し、事業承継を総合的に支援することで、より多くの中小企業の未来を支える予定である。
経営承継支援は、『三方良しの経営承継を通じて一社でも多くの中小企業の「価値」を次世代に繋ぎ、日本経済の維持・発展に貢献します。』を経営理念に掲げ、経営承継・事業成長支援の専門家集団として、全国の中小企業に対し、経営課題の解決や事業承継に関するコンサルティングサービスを提供している。豊富な実績とネットワーク、専門的なノウハウを活かし、企業の成長と次世代へのバトンタッチをサポートしている。
*2024年版「中小企業白書」
■基本合意の内容
1.M&Aニーズのある法人のお客さまへの共同支援の検討
両社は、M&Aに関心やニーズを有する法人のお客さまに対し、互いに連携し、両社の知見やネットワークを活かした最適な支援を共同で提供していく。また、M&Aの実行支援のみならず、初期相談からM&A後のフォローまで、一貫して寄り添う伴走支援をより強化するための体制を構築し、既存のサービスにとどまらない新たな支援策の検討や協業も進めていく。これにより、お客さまの事業承継やM&Aに関する課題解決に向けて、より幅広いサポートを実現する。
2.M&A事業領域における連携強化を目的とした資本提携に向けた検討
今後のM&A事業領域における連携をさらに強化することを目的として、ソニー生命による経営承継支援の株式の取得による資本提携を視野に入れた協議を進めていく。これにより、両社のパートナーシップをより一層深め、法人のお客さまへのサービス拡充と企業価値の向上を目指す。
今後も両社は、相互の連携を強化し、法人のお客さまの幅広いニーズに応えることで、両社の企業価値の向上および持続可能な社会の実現に貢献していく。
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