かんぽ生命、東京理科大学および同スタートアップエコシステム「TUSIDE」と連携・協力のための協定を締結
かんぽ生命は、学校法人東京理科大学(以下「東京理科大学」)が推進している「Tokyo University of Science Innovation Driven Ecosystem」(以下、「TUSIDE」)と、アカデミアを核としたイノベーション・エコシステム(※1)活性化に向けた連携・協力を推進するため、6月30日に協定を締結した。
東京理科大学は、1881年に東京物理学講習所として創立以来、「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」という建学の精神のもと、サイエンスとテクノロジーを基盤に実践的な教育・研究を展開してきた。日本有数の理工系総合大学として、社会実装を志向する研究推進やスタートアップ支援に注力しており、近年はスタートアップ創出・成長を支援する独自のエコシステムTUSIDEを構築している。
TUSIDEは、東京理科大学に加え、東京理科大学インベストメント・マネジメント株式会社(以下「TUSIMCo」)、東京理科大学イノベーション・キャピタル株式会社(以下「TUSIC」)、東京理科大学インベストメント・アンド・イノベーション・キャピタル株式会社(以下、「TUSIIC」)からなるスタートアップエコシステムである。各者が学内外を問わず多様な協働・連携をし、大学発スタートアップの創出と成長支援を行うことで、次世代の産業を生み出す取り組みを進めている。
かんぽ生命は、すべてのステークホルダーに対する社会的責任を果たすべく、長期的な投資成果の向上と持続可能な社会の実現を目指し、サステナブル投資を推進している。また、アカデミアでの高度な教育や学術研究は、社会課題の解決に寄与する技術の開発が期待されるため、日本の持続的な社会構造の形成、経済成長に不可欠なものと位置づけ、産学連携を通じたインパクト投資(※2)や未来を担う金融人材の育成に積極的に取り組んでいる。
今回の協定は、TUSIDEおよびかんぽ生命が、互いの理念やビジョンに共感し、締結されたものである。今後、各々の強みを活かしながら、先端テクノロジー分野の大学発スタートアップへの資金供給に関する検討や、次世代を担う先端理系人材の育成などを通じて、社会価値の創造や社会課題の解決を目指していく。
※1 エコシステム
企業やアカデミア、ベンチャーキャピタル、投資家、政府などの多様なプレーヤーが相互に連携し、モノやサービスの価値を創出・消費する構造・ネットワーク
※2 インパクト投資
財務的リターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトを生み出すことを意図する投資行動
<TUSIDE(Tokyo University of Science Innovation Driven Ecosystem)について>
TUSIDEは、大学発スタートアップの創出を加速させ、次世代の産業を生み出すための東京理科大学スタートアップエコシステムである。多様な協働・連携により、スタートアップを教育・研究(シーズ)ステージから、EXITまで一貫した支援を提供している。