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第一生命ホールディングス、連結子会社のプロテクティブ社が保険ブロック出再のためマスター・トランザクション契約を締結

第一生命ホールディングスは、同社連結子会社であるProtective Life Corporation(以下、「プロテクティブ社」)が、傘下の保険子会社を通じて、保有する一部保険ブロックを出再するためのマスター・トランザクション契約を締結した。
1.本取引の目的
同社グループでは、グローバルトップティアに伍する保険グループとなることを目指し、今中期経営計画期間(2024-26)において、資本コストを安定的に上回る資本効率の実現に注力している。
北米においては、世界最大規模の米国保険市場においてプロテクション事業・リタイアメント事業等のオーガニック成長に加え、買収・再保険の活用によるインオーガニックな事業ポートフォリオ変革を同時に進めている。
今回、プロテクティブ社は、収益改善とリスク削減による余剰資本の解放を目的として、責任準備金約9.7十億米ドル相当という大規模な既契約ブロックを出再することを決定した。
なお、本取引により、グループ修正利益には中長期的に30-40百万米ドル程度の改善、およびグループESRには2%pt程度の改善効果を見込んでいる。
同社グループとして、引き続き、資本循環経営を推進することで強固な事業ポートフォリオを構築し、企業価値の持続的な向上に努めていく。
2.本取引の概要
■出再ブロックと再保険引受先の概要
対象保険ブロック:プロテクティブ社が保有するユニバーサル保険と年金保険の一部
責任準備金規模:9.7十億米ドル相当
再保険引受先:
名称:Resolution Life
事業内容:再保険事業、既契約受託事業
なお本取引においては、出再する既契約ブロックに係る資産の移転は行われず引き続きプロテクティブ社に留保されるが、資産運用損益を含めた当該ブロックにかかる全ての将来収支およびリスクは再保険引受先に移転されることとなる。
3.スケジュール(現地時間)
2025年3月6日:マスター・トランザクション契約締結
~2025年4月(予定):出再対象ブロックのうち約65%(責任準備金ベース)について出再完了
~2025年4月-10月(予定):残余部分につき、キャプティブ設立を経て出再完了

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