第一生命ホールディングス、4月1日付組織改編

第一生命ホールディングスでは、4月1日付で以下の通り組織改編および役員人事異動を実施する。
同社グループは、2030年を目途に「グローバルトップティアに伍する保険グループになること」、そして「日本の保険業界の未来を先導する存在になること」を目指している。この目指す姿の達成に向け、2024年度からスタートした新中期経営計画では、2030年度までに同社グループが重視する４つの領域（お客さま満足度、従業員満足度、商品・サービスの革新性、企業価値）で国内 No.1を目指し、「狭義の保険業に留まらず、革新的な商品・サービスをお客さまへ提供する保険サービス業」に変革すべく、2024年度は株式会社ベネフィット・ワンの完全子会社化、株式会社 And Do ホールディングスとの資本業務提携契約の締結、また Protective Life Corporation による ShelterPoint Group, Inc.の買収等に取り組んだ。
2025年度は、２つのチーフオフィサーを新たに設置・任命する。
●2月14日付で公表した通り、2024年度新たに制定したグループパーパスと、バリューズに基づく新グループブランド戦略を牽引するとともに、企業文化・風土変革の更なる推進や社内外への浸透を促進する責任者として、“Group ChiefBrand and Culture Officer”。
●グループベースの連結会計に係るガバナンスの更なる発揮、およびグループベースでのコストシナジー追求等を目的とした共同購買・ベンダーマネジメント運営を主導する責任者として、“Group Chief Accounting Officer” 。
※2025年度より、同社のチーフオフィサーに“Group”を冠することとする。
また、組織改編としては、グループの事業ポートフォリオ変革の実現、具体的には、2030 年に非保険領域（アセットマネジメント事業を含む）の利益貢献を 10%規模に成長させるべく、本取組みをサポートする組織強化を目的として、「新規事業ユニット」を新設する。
加えて、グローバル規制対応をはじめとするグループベースでの政策的事項への対応必要性の増加や、保険サービス業への変革、事業領域・地域拡大を踏まえたグローバルな視点での洞察機能・外部環境への対応力強化、および国内外の行政機関等への対応強化を目的として、「グローバルインテリジェンスユニット」を新設する。
上記経営体制の下、同社グループの全役員・従業員一丸となって、中期経営計画の達成に向けた取組みをさらに加速し、企業価値の向上に向けて取り組んでいく。
■組織改編の内容
・「新規事業ユニット」の新設
グループの事業ポートフォリオ変革、具体的には、2030 年に非保険領域（アセットマネジメント事業を含む）の利益貢献を 10%規模に成長させることを念頭に、本取組みをサポートする組織強化を目的として、「新規事業ユニット」を新設する。
・「グローバルインテリジェンスユニット」の新設
グローバル規制対応をはじめとするグループベースでの政策的事項への対応必要性の増加や、保険サービス業への変革、事業領域・地域拡大を踏まえたグローバルな視点での洞察機能・外部環境への対応力強化、および国内外の行政機関等への対応強化を目的として、「グローバルインテリジェンスユニット」を新設する。
・「経理ユニット」の改称
グループベースの連結会計に係るガバナンスの更なる発揮、および事業領域・地域拡大や、グループベースでのコストシナジー追求等を目的とした共同購買・ベンダーマネジメント運営を見据えたアカウンティング機能の強化を主導する責任者となるGroup Chief Accounting Officer の任命を踏まえ、ユニットが担う機能を適切に表現しつつ、Group Chief Accounting Officer を支える事務局組織として明確化することを目的に、現「経理ユニット」を「アカウンティングユニット」に改称する。