エヌエヌ生命、後継者不足に貢献する女性の事業承継の現状や課題解決のヒントを紹介
エヌエヌ生命が協賛する、「女性のための事業承継ステーション」では、増加傾向にある女性の事業承継について、より包括的で効果的な支援の在り方を探ることを目的とした、女性事業承継者、支援団体、自治体という三者それぞれの視点から共に考える無料イベントを、2024年11月に開催した。
そこで2月2日の「承継を考える日」を前に、同イベントの参加者それぞれの立場から見た、女性の事業承継について、現状と課題、その解決に向けてのヒントを紹介した。
<要旨>
1.女性事業承継者、支援団体、自治体それぞれの現状および課題
●女性事業承継者:女性事業承継者には、相談相手、知識を学ぶ場、横のつながりが必要。
●支援団体:女性の事業承継への偏見の払拭。および、支援担当にも女性を配置する配慮が必要。
●自治体:行政では事業承継の相談窓口やセミナーを開催するなどの支援を行っているが認知が低い。
女性事業承継者には身近に相談相手、ロールモデルが少ない。
2.課題解決に向けてのヒント
1.女性事業承継者、支援団体、自治体それぞれの現状&課題
【女性事業承継者編】:「男性社会で何が出来るんだ」で奮起
2.課題解決に向けてのヒント
女性事業承継者、支援団体、自治体それぞれの立場から意見を伺った今回のイベントを通じて、課題解決として考えられること。
1.経営者、支援団体によるアンコンシャス・バイアス(後継者は男性が当たり前という偏見)の払拭と、行政によるその周知拡大。
2.女性の事業承継者が悩みを相談したり、経営について学べたりする場、事業承継をした女性同士が情報交換できる場の提供。
3.女性承継のロールモデルを増やし、その周知をすることで女性のモチベーションをアップさせる。(承継経験者の言葉には説得力があり、当事者にとって力強い応援になる。)
4.支援団体側への女性スタッフの配置。(女性だからわかること、女性にしかわからないことがある。)
5.支援を受けた人をロールモデルにした、後継者を育てていくための制度作り。
今回、同イベントの参加者からは、「起業よりも、事業承継に関しては女性という要素がネガティブに出る場面が多いと感じた。」、「事業承継された方はそれぞれ努力されているから成功していると思う。男性だから女性だからと言わなくてもよい環境になることを願う。」などの意見もあった。
エヌエヌ生命は「中小企業サポーター」として、これからも事業承継のサポートに繋がる様々な支援を行い、中小企業の“大切なもの”を共に守る活動を続けていく。
<イベント実施概要>
名称:「継ぐ」を語る。“事業承継支援”の今とこれから~事業承継した女性経営者の現状、先進支援事例や地域の実情を紹介。これからの支援について、ともに考える。~
主催:「女性のための事業承継ステーション」Supported byエヌエヌ生命保険株式会社
協力:中小企業庁
日時:2024年11月22日(金)
内容:
第1部支援者トーク「女性事業承継支援の今を問う:課題から実践へ、今できること」
第2部女性承継者トーク「女性事業承継のリアル:当事者が語る現状と承継の道のり」
第3部自治体トーク「地域の力を未来へ:自治体が語る現状とこれからの事業承継支援」
動画URL:https://youtu.be/wr3mxEtx3Ws