日本生命、子会社の保険代理店で個人情報の漏えいが発生
日本生命と、同社子会社の保険代理店である株式会社ライフサロン(以下「ライフサロン」)、株式会社ほけんの110番(以下「ほけんの110番」)および株式会社ライフプラザパートナーズ(以下「LPP」)との間で、他の保険会社の契約情報の授受があったことが判明した。また、ライフサロン、ほけんの110番およびLPPの持株会社である株式会社LHL(「LHL」)とほけんの110番との間でも同様に、保険会社の契約情報の授受があったことが判明した。
<現時点で判明している事案の概要>
(1)同社とライフサロン、ほけんの110番およびLPPとの間の情報授受
[事案①]ほけんの110番から同社への他社契約情報の漏えい
発生時期:2021年7月
件数:約1.8万名分
情報の内容:年齢、性別、証券番号等
経緯・目的等:
同社職員が、子会社の経営管理の一環として、ほけんの110番の収支管理を目的に関連データを取得し、資料作成。個人情報の取り扱いに関する認識が不十分であり、バックデータにお客様情報が残存された資料を同社サーバーに保管。
[事案②]ライフサロンおよびほけんの110番から同社への他社契約情報の漏えい
発生時期:2023年2月
件数:約1.2万名分
情報の内容:名前、生年月日、年齢、性別、証券番号等
経緯・目的等:(調査中)※
※ライフサロンおよびほけんの110番が取り扱った契約情報を含む資料が同社サーバーに保管されていることが判明
[事案③]LPPから同社への他社契約情報の漏えい
発生時期:2023年4月および2024年1月
件数:約840名分
情報の内容:証券番号
経緯・目的等:同社からLPPへの出向者が、LPPの経営管理を担う同社職員からの依頼を受け、同社における苦情等発生状況に係るデータを同社にメール送信。
名前等の情報は削除していたものの、証券番号が個人情報に該当するとの認識がなく、バックデータに証券番号を含む資料を同社にメール送信し、サーバーに保管。
(2)LHLとほけんの110番との間の情報授受
[事案④]ほけんの110番からLHLへの他社契約情報の漏えい
発生時期:2023年12月および2024年4月
件数:約6.6万名分
情報の内容:名前、生年月日、保険料、証券番号等
経緯・目的等:同社からLHLへの出向者が、子会社の経営管理の一環として、ほけんの110番の収支管理を目的に関連データを取得し、資料作成。個人情報の取り扱いに関する認識が不十分であり、バックデータにお客様情報が残存された資料をLHLのサーバーに保管。
なお、同社およびLHLが受領した個人情報について、現時点では外部への流出や営業活動への使用は確認されていない。今後、引き続き、当事案の全容解明に向けた調査および同様の事案の有無の確認を進めるとともに、判明した事実関係等を踏まえ、原因究明および再発防止に努めていく。