第一生命ホールディングス、米国子会社プロテクティブ社が損保事業展開するレボロスを買収
第一生命ホールディングスの米国子会社であるProtective Life Corporation(以下、「プロテクティブ社」)は、「Revolos(以下、「レボロス」)」としてブランド展開を行うWarranty Topco, Incを買収することを決定し、買収契約を締結した。今後、日米監督当局による認可等を前提として、2021年3月頃までを目処とした買収手続完了を予定している。
レボロスは米国で損害保険事業を展開しており、約3,000のディーラー・金融機関等のチャネルにより創業以来40年以上にわたり460万件もの契約を販売してきた。プロテクティブ社が持つアセットプロテクション事業(注)とビジネス・コストの両面で相乗効果が見込まれ、プロテクティブ社は本件買収を通じて事業規模の拡大および収益性の向上を実現することができるものと考えられる。
プロテクティブ社は、伝統的な生命保険事業、個人年金事業等のリテール事業に加え、買収事業に強みを持ち、2015年2月に同社グループの一員となって以降も、米国Genworth Financial, Inc.からの定期保険ブロックの買収(2016年)、米国United States Warranty Corp.の買収(2016年)、米国Liberty Life Assurance Company of Bostonの個人保険・年金ブロックの買収(2018年)、米国Great-West Life & Annuity Insurance Companyの個人保険・年金ブロックの買収(2019年)等をそれぞれ実現した。今回の買収は、プロテクティブ社にとって通算58件目の買収案件となり、手元資金で対応する予定である。
(注)アセットプロテクション事業とは、車両等の機械の故障費用や、全損時のローン残高相当分を補償する損害保険事業を指す。