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第一生命、SASBの「インベスター・アドバイザリー・グループ」・「アジア太平洋WG」メンバーに任命

第一生命は、企業のESG情報開示基準の策定を行うサステナビリティ会計基準審議会(以下、「SASB」)にアライアンスメンバー1として加盟するとともに、SASBからの推薦により、SASBに対して助言を行う「インベスター・アドバイザリー・グループ」と、アジア地域におけるESG情報開示の普及促進等を行う「アジア太平洋ワーキンググループ」のメンバーとして任命された。なお、両グループともに、国内のアセットオーナー2が選定されるのは初めてとなる。
●「SASB」
・2011年に米国で設立された独立・非営利のESG情報開示基準策定機関。
20か国・150機関以上の投資家・企業等がアライアンスメンバーとして加盟。
・企業の情報開示の充実・投資家の投資判断への寄与を目的として、業種・産業ごとに財務インパクトを与える可能性が高いESG要素を特定し、「サステナビリティ会計基準(SASBスタンダード)」を策定・公表。現在、11業種・77産業のSASBスタンダードを公表している。
「インベスター・アドバイザリー・グループ」は、SASBスタンダードに対して投資家の見地から助言を行うことを目的として2016年に設立された、世界の主要なアセットマネジャー3、アセットオーナーで構成される組織であり、メンバーはSASBからの推薦により任命されます。現在、アセットマネジャー32機関、アセットオーナー22機関がメンバーに選定されており、合計の運用資産額は41兆ドル以上(4,300兆円以上)に及ぶ。
また「アジア太平洋ワーキンググループ」は、アジア地域におけるSASBスタンダードの普及や活用の促進等を目的として2020年に設立された組織で、現在9機関がメンバーに任命されている。
同社は、日本全国の約1,000万名のお客さまから預かった約36兆円の資金を、幅広い資産で運用する「ユニバーサル・オーナー」として、これまでESG投資の取組みを拡大・進化させてきた。今般のSASBへの加盟と両グループでの活動を通じて、ESG情報の開示促進に向けたSASBの取組みを後押しするとともに、同社のESG投資の更なる高度化を図っていく。今後も引き続き、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG投資に積極的に取り組んでいく。

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