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東京海上日動あんしん生命、京都大学と新たなニーズに対応する保険商品を共同で開発

東京海上日動あんしん生命と、京都大学は、がんゲノム医療をはじめとする個別化医療の進展を踏まえ、新たなニーズに対応する保険商品を共同で開発し、本年7月に販売を開始した。
1.背景
我が国において、がんは死亡原因の第1位であり、国民の生命と健康にとって大きな課題である。こうした中、2018年3月に閣議決定された第3期がん対策推進基本計画では、「がん患者を含めた国民が、がんを知り、がんの克服を目指す」ことが目標とされ、がん予防・がん検診の充実、がんゲノム医療をはじめとする患者本位のがん医療の実現、がんと共生できる社会環境の整備といった取組みが進められている。
2019年6月には、多数の遺伝子変異を同時に調べることが可能な「がん遺伝子パネル検査」が保険収載され、一人ひとりに最適な個別化医療の進展が期待されている。今後、患者が選択される治療方法、医療機関等によっては、大きな経済的負担(治療費、宿泊費、交通費等)が生じることも想定され、このような万が一の支出への備えが重要となると考えられる。
2.商品の内容2.商品の内容
あんしん生命では、重篤ながん(注)と診断された患者の経済的負担を軽減するための保険商品(特定悪性新生物保険金前払特約)を開発し、本年7月より、全国のあんしん生命の代理店ネットワークおよびライフパートナーを通じて販売を開始した。本特約は、重篤ながん(注)と診断された場合に、死亡保険金(最高保険金額500万円)を前払いで受け取ることができ、がんゲノム医療時代における患者の最適な治療選択等に伴う経済的負担をサポートする。なお、本特約は、追加保険料なしで終身死亡保障つきの医療保険に付帯することできる。
(注)悪性新生物のうち、「病期分類がⅢ期またはⅣ期に分類されること」、または「再発または他の臓器に転移したものであること」と診断確定された場合。
上記に該当せず、「標準治療がないこと」、「標準治療が終了していることまたは標準治療の終了が見込まれること」と診断確定された場合。
3.共同研究の内容共同研究の内容
あんしん生命は、2018年より京都大学大学院医学研究科の武藤学教授と研究を進め、京都大学との共同研究契約(「がんゲノム医療にかかる保険商品開発のフィージビリティ検討」)に基づき、海外で先行するがんゲノム医療の実態や患者の経済的負担状況についてのアドバイスを受け、新たな保険商品の開発を進めてきた。
今後も、京都大学とあんしん生命は、がんゲノム医療にかかる患者の様々なニーズに応えると共に、社会課題の解決に向け、共同研究を進めていく。

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