MS&ADホールディングス、「IT経営注目企業2018」に選定
MS&ADホールディングスは、同社グループの取り組みが高く評価され、経済産業省による「IT経営注目企業2018」に選定された。
同社では中期経営計画「Vision2021」において「デジタライゼーション※の推進」を重点戦略として掲げ、「顧客体験価値の向上」と「業務生産性の向上」を目的に取り組んでいる。今回はその推進策であるRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)・ブロックチェーンを活用した業務プロセスの改革や、AIによるお客さま対応サポート、テレマティクス技術を活用した自動車保険やウエアラブル端末を活用した健康経営促進型商品・サービスなど、先進的デジタル技術に対応した商品・サービスを提供している取組みなどが評価され、選定に至った。
今後もCDO(チーフ・デジタライゼーション・オフィサー)が中心的な役割を担ってグループ全体で「デジタライゼーション」に取り組み、ビジネス全体の変革につなげ、持続的成長と企業価値向上に努めていく。
※デジタル技術によるプロセス・サービス等の効率化・利便性向上にとどまらず、同社グループのビジネス全体の変革につなげる取組み。
1.「IT経営注目企業」について
「IT経営注目企業」は、経済産業省と東京証券取引所がITの活用による企業の製品・サービス強化やビジネスモデル変革を通じて新たな価値の創出や競争力の強化に戦略的に取り組んでいる企業を表彰している「攻めのIT経営銘柄」に加え、攻めのIT経営に関する重要なテーマについて、注目すべき取組みを実施している企業を経済産業省が選定するものである。
2.同社の選定について
「顧客体験価値の向上」と「業務生産性の向上」を目的に、グループ全体で共有する推進基盤を構築し、以下の「デジタライゼーション」推進策に取り組んでいることが評価された。
①「業務プロセスの改革」
保険会社と関連会社との最適な役割分担を追求しながら、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)・ブロックチェーン活用等により契約・保険金支払事務をデジタル化し、業務の効率化を実現。
②「チャネル競争力の高度化」
AIによる代理店とお客さまの対応サポート、デジタル技術を活用したお客さま接点の強化、ビッグデータ分析強化等によりマーケティングの高度化を実現。
③「商品・サービスのデジタル対応」
テレマティクス技術を活用した自動車保険やウエアラブル端末を活用した健康経営促進型商品・サービスなど、先進的デジタル技術に対応した商品・サービスを提供。