カーディフ生命とカーディフ損保、三井住友信託銀行と保険ビジネスで協業
カーディフ生命とカーディフ損保の親会社であるBNパリバ・カーディフは4月12日、三井住友信託銀行と保険ビジネスの協業について合意したと発表した。この協業に伴い、関係当局の許認可等を前提に、三井住友信託銀行がカーディフ生命の日本法人化後の新生保会社株式の20%をBNPパリバ・カーディフから取得する。2018年度上期の株式取得完了を予定している。
なお、カーディフ生命とカーディフ損保は、2018年中に日本法人に会社形態を移行し、新損保会社を新生保会社の100%子会社とする予定。
カーディフ生命とカーディフ損保は、2000年に日本で事業を開始して以来、「がん団信」を日本で初めて開発し、全国約60の金融機関を通じて提供するなど、住宅ローンの返済保障を中核として事業を拡大してきた。三井住友信託銀行との間では、2006年から同行の住宅ローンに返済保障を付帯しているほか、ラップ口座やNISA口座に保険を付帯して提供するなど、銀行の商品と保険を組み合わせることで新たな付加価値を提供し、良好な関係を築いてきた。
今回の協業により、信託銀行として高度なコンサルティング力を有する三井住友信託銀行と、銀行の金融商品と親和性の高い保険商品の開発に強みを持つカーディフ生命・カーディフ損保が協働して商品の開発・提供を行うことで、顧客本位のソリューションを提供する、新しい「バンカシュアランス」の実現を目指す。
▽協業の概要
(1)シンプルでわかりやすい保険商品を協働して開発する。
(2)これまで両社が培ってきたコンサルティング等のノウハウを活用し、顧客の様々なライフステージに合わせて保険商品・サービスを提供する、信託銀行ならではの保険ビジネスモデルを確立していく。