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日本生命、社長年頭挨拶

日本生命は、年頭挨拶として、社長から全役員・職員に向け、メッセージを送った。メッセージの要旨は以下のとおり。
2018年のスタートにあたり、一言ご挨拶を申しあげます。
昨年、世界経済は拡大基調が続き、アメリカやヨーロッパでは金融緩和を縮小させる動きが出始めました。一方、日本経済は、長期間景気拡大が続いていますが、デフレからの脱却は道半ばであり、低金利政策の継続が予想されます。
当社は、超低金利環境に対応し、人口減少等長期的な環境変化に備えるため、昨年4月から新たな中期経営計画「全(ぜん)・進(しん)‐next stage‐」をスタートさせました。
「全(ぜん)・進(しん)‐next stage‐」では、厳しい環境下でも「長期にわたるNo.1プレゼンス」を確固たるものにすること、「人生100年時代をリードする日本生命グループに成る」ことを目指します。その初年度の上半期決算では、保険料等収入や基礎利益が対計画で堅調に推移しており、厳しい環境に着実に対応し始めています。
迎える2018年は、「全(ぜん)・進(しん)‐next stage‐」達成に目処をつけるべき重要な年であり、各領域での取組を前進させていく。
販売面では、全国のお客様に安定的かつ継続的にサービスをお届けするため、当社経営の基軸である営業職員チャネルにおいて、組織体制の安定確立に取組んでまいります。また、主力商品「みらいのカタチ」を中心に、新商品「もしものときの…生活費」や三井生命との相互供給商品である「ドリームロード」等の幅広い商品ラインアップを活かして、お客様へ「保障を語る」活動に取組んでまいります。
資産運用では、成長・新規領域への投融資を軸に利回り向上に努めてまいります。海外事業では、新たにTCW社が出資先として加わり、保険・アセットマネジメント事業両面でグループ一体のシナジー創出・拡大に取組んでまいります。
また、高齢化・過疎化にも対応し得る丁寧な事務サービスの提供に努めながら、先端ITを活用したイノベーションの促進、抜本的なシステムコスト削減にも取組んでまいります。
そして、これらの取組の大前提として、全員が常に意識しなければならないのがコンプライアンスです。一人ひとりが日本生命の代表として、プライベートも含めた日頃の行動を常に見つめ直し、コンプライアンスの徹底に取組んでいただきたい。
また、もう一つ大切なことは働き方の変革です。限られた時間の中で最大の成果を出すという価値観とともに、職員の皆さん一人ひとりの健康維持、ワークライフマネジメントの視点も意識して取組んでいただきたい。
今年は、10年後、20年後を見据えた中期計画「全(ぜん)・進(しん)‐next stage‐」達成の礎をつくり、日本生命のみらいを創造する極めて重要な一年になると考えています。創業以来、脈々と世代をつないできた過去と現在のすべての人々への敬意をお互いに新たにし、生命保険の仕事に、お客様の安心を支える使命感と誇りを感じ、いつも心に携えていただきたい。2018年が、全社全員にとって、輝かしい一年となることを祈念しています。

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