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アクサ生命、「ライラックスクエア」が10月1日オープンしオープニングセレモニーを開催、札幌本社も同日移転へ

アクサ生命では、10月1日に複合施設「ライラックスクエア」をグランドオープンした。これに合わせて、同社の札幌本社がライラックスクエアに移転し、営業を開始した。また、同日には札幌初進出となる「インターコンチネンタル札幌」も開業した。
グランドオープン当日にはオープニングセレモニーを開催し、アクサ生命代表取締役社長兼CEOの安渕聖司氏をはじめ、IHGホテルズ&リゾーツ日本&マイクロネシアマネージングディレクター兼IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社CEOのアビジェイ・サンディリア氏、札幌市長の秋元克広氏、北海道商工会議所連合会会頭の岩田圭剛氏が登壇し、それぞれの立場から本施設の意義と今後の期待を語った。
アクサ生命が手掛けるライラックスクエアは、地上14階建てのオフィス・ホテル・商業複合ビルで、環境・防災・にぎわいを融合した地域の新たな拠点となることを目指す。このプロジェクトは、アクサのパーパス「すべての人々のより良い未来のために。私たちはみなさんの大切なものを守る。」を体現するアクサグループのサステナビリティ戦略に基づくグリーン投資の取組みである。アクサ生命が包括連携協定を締結している北海道の「ゼロカーボン北海道」の政策や、札幌市による都市のリニューアルと連携して進められており、札幌市が構想する新たなMICE施設の整備事業として注目される中島公園エリアの再開発の一部を担っている。
また、札幌市のゼロカーボン推進ビルに認定されているほか、建築物の省エネ性能を評価する認証制度「BELS(ベルス)」2において最高水準の★6つを獲得、建物の環境性能を評価する「CASBEER(キャスビー)」※3で最上級のSランクを取得、さらにLEEDGold認証も取得予定と環境に配慮したビルである。BCP(事業継続計画)機能も強化された設備で、免震構造や非常用発電機、蓄電設備などを備え、災害時に電力供給などが寸断しても最大14日間の事業継続が可能な設計となっている。
アクサ生命は、2014年に東日本大震災の経験を活かしBCP機能の強化を目的に札幌本社を設立した。その後も胆振東部地震で札幌本社を東京本社がバックアップした経験や、クラウド導入をはじめとする在宅勤務体制の整備などを通じてコロナ禍の危機を克服し、事業継続体制を着実に強化してきた。本グランドオープンに合わせて札幌本社をライラックスクエアに移転したことで、事業継続体制をさらに強化し、お客さまにより一層の安心を届けていく。また、ライラックスクエアのBCP機能を通じて本社機能の分散化を検討する企業の立地先として、また、地域住民の災害時の避難場所として機能することで、地域のレジリエンスを支える拠点となることを目指す。
アクサ生命は、今後も「すべての人々のより良い未来のために。私たちはみなさんの大切なものを守ります。」というパーパスのもと、地域のステークホルダーの皆さまと連携し、より良い未来づくりに向けて、地球環境を守り、地域社会の持続的発展を支える取組みを推進していく。
※1:企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のこと。多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称である。
※2:BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)は、日本における建物の省エネルギー性能を表示する第三者認証制度である。建物の省エネルギー性能を一次エネルギー消費量や外皮性能などの指標に基づいて数値化し、星が多いほど省エネルギー性能が高いことを示す。
※3:CASBEE(Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency)は、省エネや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建築物の品質を総合的に評価するシステムである。Q(建築物の環境品質・性能)およびLR(建築物の環境負荷低減性)の各評価項目の得点をもとに算出され、SランクからCランクまでの5段階で格付けされる。「CASBEER」は、(一財)住宅・建築SDGs推進センターの登録商標である。
※4:LEEDは、非営利団体USGBC(U.S.Green Building Council)が開発、運用し、GBCI(Green Business Certification Inc.)が認証の審査を行っている、ビルト・エンバイロメント(建築や都市の環境)の環境性能評価システムである。LEED認証を受けるためには、グリーンビルディングとして備えるべきいくつかの必須条件(Prerequisite)を満たし、選択項目のポイント(Credit Points)を選んで取得することが必要である。取得したポイントによって認証のレベルが決められ、ゴールドは最高位のプラチナの次に高いレベルとなる。

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