かんぽ生命、国立大学法人東京大学産学協創推進本部と株式会社かんぽ生命保険との連携・協力に関する覚書を締結
かんぽ生命と国立大学法人東京大学産学協創推進本部(以下「東京大学産学協創推進本部」)は、アカデミアを核としたイノベーション・エコシステム(※1)の形成及び社会課題解決に向けた連携・協力を推進するため、2025年3月31日に覚書を締結した。
東京大学産学協創推進本部は、「世界の公共性に奉仕する」ことを掲げる東京大学憲章及び「対話から創造へ」「多様性と包摂性」「世界の誰もが来たくなる大学」という基本理念を掲げるUTokyoCompassの下、グローバル展開を視野に入れたスタートアップ・エコシステムの拡大と社会課題解決に向けたイノベーション創出のための体制整備を進めている。
かんぽ生命は、すべてのステークホルダーの皆さまに対する社会的責任を果たすべく、サステナブル投資方針のもと、長期的な投資成果の向上と持続可能な社会の実現を目指し、サステナブル投資を推進している。また、アカデミアでの高度な教育や学術研究は日本の持続的な社会構造の形成、経済成長に不可欠なものと位置づけ、産学連携を通じたインパクト投資(※2)や金融教育等に積極的に取り組んでいる。
今回の覚書締結は、かんぽ生命と東京大学産学協創推進本部が、互いの目的・理念に共感したことによるものである。今後、異なる強みを持つ両者は、ミッションを共有し、東京大学の研究成果を活用したスタートアップへの資金供給に関する検討、経済経営教育・人材育成・人材交流など、互いのノウハウや資源を生かした価値共創の好循環の形成に努めていく。
※1 イノベーション・エコシステム
産官学にわたる多様な組織が一体となって、新しい技術やイノベーションを生み出すサイクル
※2 インパクト投資
財務的リターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトを生み出すことを意図する投資行動