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第一生命ホールディングス、脱炭素成長型経済構造移行推進機構に出資

第一生命ホールディングスは、経済産業省が2024年4月19日に設立を認可し、同7月1日に開所した脱炭素成長型経済構造移行推進機構1(以下、「GX推進機構」)に出資を実施した。
GX推進機構は、「脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律」に定められた認可法人で、機構の事業を通じてGX(グリーン・トランスフォーメーション)を推進することを目的に設立された。今後10年間で150兆円超のGX投資を実現するため、債務保証等の金融支援、排出量取引制度の運営、化石燃料賦課金等の徴収を行う予定であり、同社はその設立趣旨に賛同することから出資を実施した。
同社グループでは、コア・マテリアリティ(重要課題)の一つに「GreenLeadership」を設定し、気候変動を中心とした環境課題に積極的に取り組んでいる。脱炭素社会の実現に向けては、グループ全体の事業活動を通じて排出する温室効果ガスを2040年度までに、国内中核事業会社である第一生命保険株式会社と第一フロンティア生命保険株式会社のサプライチェーンと運用ポートフォリオの温室効果ガスを2050年度までに、それぞれネットゼロとすることを宣言している。また、2023年8月には、国内保険業界として初めて国際イニシアティブであるGFANZ2のガイダンスに基づく「ネットゼロ移行計画」を策定し、さらに取組みを強化している。
同社グループは、新たに策定した社会における存在意義を表すグループパーパス「共に歩み、未来をひらく多様な幸せと希望に満ちた世界へ」のもとで、社会とともに歩み、未来をひらく存在でありたいと考えている。これからもサステナブルな社会の実現に向けて、地球環境、地域・社会の課題解決につながる価値を届けていく。

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