エヌエヌ生命、日蘭協業支援プログラム「MONO MAKERS PROGRAM2024」の参加者募集を4月1日から開始

エヌエヌ生命と、オランダで日本のデザインやクラフト商材の展示・即売会を主催するJapan Cultural Exchange（以下「JCE」）は、2024年4月1日（月）から日本の伝統産業を担う若手経営者を対象にした日蘭協業支援プログラム「MONO MAKERS PROGRAM2024」を開始する。本プログラムは、日本の伝統技術に対して、海外のクリエイティブ人材を融合させることで、現代のライフスタイルに合わせた商品の開発と、欧州進出をはじめとした販路開拓や知名度向上を目的に実施するもので、選考選出者に対して、ロッテルダムで開催されるイベントへの参加をはじめとした2025年3月末までのハンズオン支援を行う。
また、本プログラム実施に先駆け、キックオフイベントを4月17日（水）にオンラインにて実施する。
地域の文化と生活に古くから根差す日本国内の伝統産業は、後継者不足や需要減少、原材料高騰などにより衰退傾向にある。「中小企業サポーター」として日本の中小企業を応援するエヌエヌ生命は、親会社があるオランダと日本をつなぎ、日本の伝統産業の担い手と海外のクリエイティブ人材が協業することで、新たな商品開発や海外展開を目指す欧州進出支援プログラムを2021年から実施してきた。本年も、エヌエヌ生命が持つ中小企業とのつながりと、オランダで日本発プロダクトの発信・浸透をMONO JAPAN展示・即売会を通して行ってきたJCEの知見と現地でのネットワークを活かし、これからの伝統産業の未来を担う若手経営者のイノベーションを支援すべく、参加者を募集する。
■募集概要
JCEが運営するオンラインプラットフォーム「MONO MAKERS MEET」へ登録。このプラットフォームでは、日本の未来のものづくりを担う若手経営者とオランダのデザイナーがオンライン上で出会い、交流を通じて商品開発を目指した協業パートナーを見つけることができる。協業相手を探し、協業マッチングが成立したのち本プログラムにペアとして応募申請、選考する。
選出された日本の若手経営者と、オランダのデザイナーのペア1組について、2024年9月にロッテルダムで開催されるMONO JAPAN展示・即売会への参加や、国内での成果発表など、2025年3月末までの支援を予定している。
【スケジュール】
・応募期間：2024年4月1日（月）16時～2024年5月15日（水）
・選考発表：2024年5月下旬予定
・ハンズオン支援：2024年6月中旬～2025年3月末
※プログラムの選考委員会は、すべての応募者・プロジェクトについて審議・検討する。選出されたペアは、ウェブサイトで発表される。選考委員会は、応募者に対し、応募に関するコメント、レビュー、理由などを一切提供しない。
【開催形式】
オンライン
※オランダへの現地視察や国内での成果報告会は除く。
【費用】
無料
※国内での展示会やデザイナーとの協業における商品開発・改良等に係る製作費、商品の輸送費や什器代、日本国内の交通費等は参加者自身の負担となる。
■キックオフイベントについて
「MONO MAKERS PROGRAM2024」のスタートに伴い、キックオフイベントを開催する。MONO JAPANファウンダー兼ディレクターの中條永味子による海外販路開拓レクチャー、日蘭協業支援プログラム「MONO MAKERS PROGRAM2023」の参加事業者である株式会社オオウエの大上陽平氏によるトーク、そしてプログラムの概要説明および募集概要について紹介する。
【イベント概要】
・日時：2024年4月17日（水）19時00分～20時30分（予定）
・開催方法：オンライン
・費用：無料
■2023年の成果
2023年に選出された、和紙卸業を営む株式会社オオウエの大上陽平氏とオランダ人デザイナーメイ・エンゲルギール氏のペアは「和紙」を使ったクッションカバーの開発に挑戦した。廃棄素材をリサイクルし、京都の草木染め職人によるエシカルな染色を施した和紙を使用した商品は2024年3月6日、7日に開催された京都ギフトショーで公開された。