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第一生命、【インパクト投資】プランテックスに投資

第一生命は、人工光型植物工場の企画・設立・運営および、植物栽培条件に関する研究等を行う国内スタートアップ企業の株式会社プランテックス(以下「プランテックス」)に対し、ESG投融資の一環であるインパクト投資として1億円の投資を実施した。
【本投資の概要】
⚫プランテックスは、栽培場所に捕らわれず、省資源で高品質な植物を生産できる人工光型植物工場を企画・設立・運営するスタートアップ企業。
⚫プランテックスの植物工場は、密閉型栽培装置で、植物の育成環境において重要な3要素(光・空気・水)を精密に制御することができるため、高品質かつ種類豊富な植物の生産が可能。
⚫密閉型栽培装置における植物工場は、従来の農地栽培に比べて、栽培時の水の使用を90%削減することができる。また、海洋・土壌汚染の一因となる化学肥料の使用については、窒素を73%、リン酸を81%削減するとともに、農薬を一切使用せずに栽培することができるため、環境保全等への貢献が期待される。
【主な社会的インパクト】
⚫省資源・高品質な植物生産を通じて、環境
保全に貢献植物生産において使用される水や海洋・土壌汚染の一因となる化学肥料の使用削減等を通じ、環境保全に貢献。
同社は本投資を通じて、高い投資収益を期待するとともに、水や化学肥料、農薬の使用を削減することで環境保全への貢献が期待されるプランテックスの取組みを資金面からサポートし、その進捗状況を継続的にモニタリングしていく。今後も引き続き、運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG投融資に積極的に取り組んでいく。
プランテックス代表取締役社長山田耕資氏は以下のように述べている。
「世界人口の増加、水や肥料などの有限な資源の減少、気候変動、農村の人口減少など、食と農の問題は年々深刻さを増しています。私たちはこれらの問題を解決するために、サイエンスとエンジニアリングの力によって、独自の植物栽培システムを開発しております。
2022年には同社技術を採用した初の大規模植物工場が立ち上がり、年間を通じて安定して約200の店舗に高品質野菜を出荷しています。また、最先端の植物栽培研究を行う研究所を立ち上げ、葉物だけではなく果菜類や薬用植物など作物の多様化・高度化にも着手しております。この度の第一生命様からのご支援を元に、すべての人が健康で安全な高品質の食生活を持続可能なかたちで享受できる社会を実現するべく、より一層努めて参ります」

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