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明治安田生命、米州開発銀行が発行する「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」へ投資

明治安田生命は、米州開発銀行(IDB)が発行する「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」に160百万豪ドル(約152億円)を投資した。医療体制の改善や健康的な生活習慣の促進を通じた健康増進をサポートする本邦初の債券として「健活ボンド」と命名し、同社単独で投資を実行した。今回の投資は、機関投資家としてこれまで直接サポートすることができなかった海外の人々の健康づくりに寄与することを企図している。
世界的に平均寿命が延びている一方、認知症や介護などのリスクが増加しており、健康的な生活を送ることができる期間である健康寿命の延伸が重要となっている。ラテンアメリカおよびカリブ海地域の諸国においては、平均寿命が76歳に対して、健康寿命は65.7年と、日本同様に大きな乖離が生じている。収入や貯蓄が少なく国民が十分な医療を受けることができない点や、経常収支が恒常的に赤字であり社会保障や政府の収支改善が急務である点も、健康寿命の延伸に向けた重要な課題となっている。
本債券への投資資金は、ラテンアメリカおよびカリブ海地域の医療体制の改善や健康的な生活習慣の促進につながるプロジェクトをはじめ、IDBが展開する加盟諸国の経済・社会発展のためのプロジェクトに充当される予定である。その結果、治療体制の改善やヘルスケアサービスへのアクセス向上による生活習慣病の発症・重症化予防が促進され、健康寿命の延伸につながることが期待される。

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