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大樹生命、米州投資公社が発行する「ブルーボンド」へ投資

大樹生命は、この度、米州投資公社(以下「IDB Invest」)が発行する豪ドル建ブルーボンド(以下「本債券」)への投資を実施した。
IDB Investは、中南米・カリブ加盟諸国における持続可能なプロジェクトや企業への資金提供を通じ、同地域の経済・社会・環境面での発展に寄与することを目標として設立された国際機関である。また、IDB Investは、この目標実現のために6つの戦略的優先分野を定めており、本債券への投資はその中でもブルーエコノミー関連の取組みを支援するものである。
中南米・カリブ海地域では、人口の25%が海洋沿岸部に居住しており、23の国がカリブ海に浮かぶ島国であるなど、海洋環境や気候変動の影響を一層受けやすい地域である。本債券によって調達された資金は、海洋生態系の保全だけでなく、経済成長やより良い生活を実現するための持続可能な水の利用を促進するプロジェクトに充当される予定である。
これまでも同社では、環境債(グリーンボンド)や社会貢献債(ソーシャルボンド)、ESG投信などへの投資を行ってきた。今後も引き続き生命保険会社としての社会的責務をふまえ、資産特性に応じて環境・社会・ガバナンスの課題を考慮した資産運用を行い、環境や地域・社会と共生し、経済・企業の安定的な成長と社会的価値の調和的な発展を目指す。
<本債券の概要>
発行体 米州投資公社
格付 AA+(S&P)/Aa1(Moody’s)/AAA(Fitch)
発行総額 38百万豪ドル
償還期間 15年

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