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第一生命、欧州復興開発銀行が発行する環境保全債に投資

第一生命は、欧州復興開発銀行(以下「EBRD」)が発行する環境保全債(発行総額約108億円)の全額を購入した。
同社は、日本全国の約1,000万名のお客さまからの保険料をもとに、約35兆円の資産を運用する機関投資家(ユニバーサル・オーナー)として、「QOL向上」、「地方創生・地域活性化」、「気候変動問題の解決」を重点テーマとしてESG投資を推進しており、以下の通り国際開発金融機関等が発行するSDGs債にも積極的に投資している。
EBRDは、気候変動問題をEBRDの活動地域(欧州・中央アジア等)における重要な課題と認識しており、社会の低炭素化と気候変動への耐性強化を目指す「グリーン経済移行戦略(GreenEconomyTransitionApproach)」を推進している。
本債券によって調達された資金は、再生可能エネルギー事業やエネルギー効率化事業等、EBRDの「グリーン・プロジェクト・ポートフォリオ」に充当される。同社は、本債券への投資を通じて安定収益を確保するとともに、気候変動問題の解決に向けたEBRDの取組を資金面からサポートし、その進捗状況等を継続的にフォローしていく。
同社は、引き続き運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG投資に積極的に取り組んでいく。
≪参考≫これまでの国際開発金融機関発行のSDGs債への投資事例
・https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2015_069.pdf
・https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2017_078.pdf
・https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2014_085.pdf
・https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2015_027.pdf
・https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2016_062.pdf
・https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2017_034.pdf
・https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2016_097.pdf
・https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2017_053.pdf
【本債券の概要】
発行体   欧州復興開発銀行(S&P格付:AAA、Moody’s格付:Aaa)
発行額   28,580百万ハンガリーフォリント(約108億円)
償還期間  5年

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