ライフネット生命、乳がん経験者のQOLとアピアランスケアに関するお金の調査2026を実施
ライフネット生命は、2025年10月に乳がん経験者へ「Quality of Life(QOL)」と「アピアランスケア(外見の変化に対するケア)」に関するアンケート調査を実施した。
近年、がんの治療が長期化・多様化する中で、がん罹患者のQuality of Life(以下、「QOL」という。)の向上・改善が課題となっている。QOLとは「生活の質」を意味し、治療や副作用と向き合いながら、いかに自分らしい生活を維持・向上していくかが重要である。
特に、乳がんは30代後半から罹患率が急増するため*1、罹患者は結婚・出産・子育て・仕事などのライフイベントと治療の両立が必要となるケースも少なくない。その中で、QOLの向上・改善の課題に向き合っている方も多くいる。
本調査では、乳がん経験者が病気と向き合いながら、「自分らしく生きるための治療やケア」としてどのような選択をしたのか、またケアに伴い実際にどれくらいお金がかかったのかをまとめている。
*1 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)
【調査対象】
以下の条件を共に満たす20~69歳の女性779人(有効回答数)
乳がんに罹患したことがあり、5年以内に治療を開始した方
乳がん診断時に有職もしくは専業主婦だった方
【調査結果】
~乳がん治療におけるQOLについて~
乳がん治療をする上でQOLの維持にあたって不安を感じたことは「がんの治療、再発・転移に関する不安」が55%でトップ(n=779)。
「治療に伴う副作用や後遺症に関する不安(33%)」、「治療費や付随する費用に伴う経済的な不安(32%)」、「脱毛など外見が変わるかもしれないという不安(24%)」と続き、治療以外にお金や外見の変化に対する不安も多い結果に。
・QOL維持のために最も行ってよかったものは「家族や友人とのコミュニケーション(13%)」「適度な運動(9%)」「外見への変化に対するケア(アピアランスケア)(9%)」が上位。
・なお、回答者全体の19%を占める若年層(20-30代)に絞ると、「外見への変化に対するケア(アピアランスケア)」が21%で最も高いスコアとなる。
・乳がんの治療中、心の支えになったものは「家族や友人との時間」が66%で突出。「医療従事者からの言葉やケア(29%)」「趣味(29%)」が続き、がん治療中のQOL維持・向上には社会的つながりが非常に重要であることがうかがえる結果に。
~乳がん治療におけるアピアランスケアについて~
・アピアランスケアを行う目的としては、「自己肯定感を保つため(57%)」「『自分らしさ』や自信を保ち、前向きな気持ちで治療に臨むため(55%)」が上位。「仕事や社会的活動を継続するため(37%)」が続く。
・最も行ってよかったアピアランスケアは「ウィッグの購入・着用(43%)」。「乳房の再建手術(19%)」「乳房調整パッド、人工乳房の利用(9%)」が続き、目に見える外見の変化への対応がQOL維持・向上につながっていることがわかる結果に。
~経済状況への影響~
・乳がん治療開始後、QOL維持にかかった費用の総額は平均で43万円。また、アピアランスケアに絞った質問での費用の総額は平均で34万円。QOL維持にかかる支出において、アピアランスケアの比重の大きさが浮き彫りに。
※いずれも費用がかかっていない人を含む結果
・アピアランスケアを実施した方のうち71%が「自身の経済状況に影響した」と回答しており、QOL維持・向上の一方で経済的負担を重く感じる人も多い。
・また、がんの罹患に備えて準備しておくべきだったこととして、「医療保険・がん保険への加入」が55%でトップ。調査から、保険に限らず事前の金銭的な備えをしておくことで、QOLを維持しながら安心してがん治療に臨めることが示唆されている。
【調査概要】
調査タイトル:乳がん経験者に関する調査
調査対象:以下の条件を共に満たす20~69歳の女性779人(有効回答数)
乳がんに罹患したことがあり、5年以内に治療を開始した方
乳がん診断時に有職もしくは専業主婦だった方
対象者内訳:20代44人、30代104人、40代206人、50代227人、60代198人
調査期間:2025年10月24日(金)~11月4日(火)
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査実施機関:株式会社マクロミル
※構成比は小数点以下を四捨五入している。統計表中の数字は、四捨五入による端数を調整していないため、内訳と計は必ずしも一致しない。
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