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JA共済連、令和5年度上半期業績を発表

JA共済連は、令和5年度上半期(令和5年4月1日~令和5年9月30日)の業績を発表した。
■主要業績
(1)新契約高
・生命総合共済
生命総合共済の新契約高は、件数で50万1千件(前年同期比68.4%)、保障共済金額では1兆1,588億円(同87.4%)となった。
また、JA共済連が収納した共済掛金は、3,613億円(同95.6%)となった。
・建物更生共済
建物更生共済の新契約高は、件数で36万7千件(前年同期比85.5%)、保障共済金額では5兆3,919億円(同83.6%)となった。
なお、JA共済連が収納した共済掛金は、2,181億円(同115.1%)となった。
・自動車共済・自賠責共済
自動車共済の新契約高は、契約件数で402万5千件(前年同期比99.7%)、JA共済連が収納した共済掛金は1,306億円(同99.9%)となった。
自賠責共済は、契約台数で159万2千台(同100.6%)、JA共済連が収納した共済掛金は193億円(同87.0%)となった。
(2)保有契約高
生命総合共済および建物更生共済合計の保有契約高は、保障共済金額で220兆1,028億円(前年度末比98.1%)となり、前年度末に比べ4兆2,214億円の減少となった。
○生命総合共済:令和4年度末85兆2,034億円、令和5年度上半期末81兆8,552億円(前年度末比96.0%)
○建物更生共済:令和4年度末139兆1,208億円、令和5年度上半期末138兆2,475億円(前年度末比99.3%)
○生命・建物更生共済合計:令和4年度末224兆3,243億円、令和5年度上半期末220兆1,028億円(前年度末比98.1%)
(3)主要収支状況等
・受入共済掛金
受入共済掛金は、生命総合共済および建物更生共済の転換契約の減少などにより、前年度上半期に比べ608億円減少の1兆9,865億円となった。
・支払共済金
支払共済金は、新型コロナウイルスや自然災害(地震、風水害)にかかる事故共済金が減少した一方で、生命総合共済および建物更生共済の満期共済金が増加したことから、前年度上半期に比べ448億円増加の1兆7,368億円となった。
・正味財産運用益
正味財産運用益(財産運用収益-財産運用費用)は、前年度上半期に比べ1,452億円減少の3,202億円となった。
・経常利益
経常利益は、前年度上半期に比べ321億円増加し、1,604億円となった。
(4)資産の状況
総資産は、前年度末に比べ671億円増加し、57兆7,541億円(前年度末比100.1%)となった。そのうち運用資産は、前年度末に比べ2,076億円増加し、55兆5,852億円(同100.4%)となった。
■基礎利益
基礎利益は、新型コロナウイルスや自然災害(地震、風水害)にかかる事故共済金の減少などに伴い危険差損益が増加したことなどから、前年度上半期に比べ1,682億円増加の3,078億円となった。
■支払余力(ソルベンシー・マージン)比率
支払余力(ソルベンシー・マージン)比率は、再保険担保額の削減に伴い巨大災害リスク相当額が増加したことなどから、前年度末から57.3ポイント減少の1,038.1%となった。

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