明治安田生命、WizWeおよび海外医療系スタートアップ2社へ出資
明治安田生命は、2月にグローバル・ブレインと共同で設立したコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「明治安田未来共創投資事業有限責任組合」第1号案件として、習慣化プラットフォームを展開するWizWeへ出資するとともに、海外医療系スタートアップであるChromaCodeおよびImophoronへ出資した。
1.WizWeへの出資について
WizWeは、「習慣化プラットフォームで100億人をありたい姿へ」というビジョンを掲げ、独自開発した習慣化プラットフォーム「Smart Habit」を展開するスタートアップ企業である。習慣化サポーターの伴走と自動化されたプログラムを組み合わせ、語学など教育領域の学習習慣化で多くの実績を有しており、教育領域で培ったノウハウをフィットネスおよびヘルスケア領域に活用することで、人生100年時代がもたらす社会課題に対し、習慣化で貢献することをめざしている。
同社は、「みんなの健活プロジェクト」において、健康な時からもしもの時までサポートする健康増進型保険を提供する「商品」、健康に関する情報・アドバイスを提供する「サービス」、健康づくりをサポートするイベント等を案内する「アクション」の3つの分野で、お客さまの継続的な健康増進を応援している。今回同社は、WizWeとともに、健康増進に向けた行動変容の習慣化に取り組んでいくことをめざし、出資を決定した。
2.海外医療系スタートアップ2社への出資について
同社は、PCRの検査領域を拡張する試薬キットおよびソフトウェアを開発するChromaCode(米国)と、独自のタンパク質工学技術に基づく新しい様式のワクチンを開発するImophoron(英国)へ出資した。
今回の出資を通じて両社の事業成長を支援しつつ、今後の国内外の医療環境に大きな進展をもたらす可能性がある技術領域の情報収集等に取り組んでいく。