日本生協連、生協で回収したPETボトルをコープ商品のパッケージへリサイクル
日本生協連は、生協で回収したPETボトルをコープ商品のパッケージの原料の一部として再生利用する取り組みを拡大する。この取り組みは「CO・OP ふっくら卵のオムライス」などで先行して実施してきたが、3月から年間1250万食以上販売している人気のコープ商品「CO・OPビーフカレー」を追加し、その他の商品に関しても9月から順次拡大していく。
日本生協連は「コープ商品の2030年目標」を設定し、2030年までに再生プラスチックと植物由来プラスチックの使用率を合計で50%以上とすることを掲げている。コープ商品では既に316品で再生PETを含むフィルムをパッケージに使用しており今後も拡大していく予定。この再生PETフィルムの原料の一部に、生協で回収したPETボトルを使用していくことを通じて、リサイクルの「その先」を組合員により実感もらえるものとしていく。
2021年に組合員を対象にした「環境にやさしいお買い物とプラスチックについてのアンケート」では生協の取り組みのなかで「生協で回収したペットボトルをリサイクルし、他のコープ商品の包材などに活用すること」に「期待している」と回答した割合が全体の76%で、組合員からの期待が非常に高い取り組みの一つである。
日本生協連は、今後も環境や社会に配慮した商品の開発と普及に努めていく。