第一生命、営業員による金銭の不正取得が判明
第一生命は、2020年12月22日の対外公表以降、経営品質刷新プロジェクトにて、他に不適切な取扱によって金銭被害を受けたお客さまが存在していないかを確認するため、お客さまに対して個別の調査を実施している。その中で、新たに同社営業員がお客さまから金銭を不正に取得していた不祥事案が判明したことを発表した。
◆事案の概要
①北海道事案
・不正認定日
2021年2月2日
・不正行為期間
2012年4月~2018年12月
・被害状況
3名、654万円
・元社員属性
旭川支社・営業職・60代・女性(懲戒解雇)
・不正の方法
保険契約の初回保険料として偽って受領した金銭を不正取得。実際には保険加入手続きを行わず、偽造した保険証券を手交。その他、契約者貸付金の返済申し出の際に受領した金銭を不正取得。
・被害者対応
保険料に関わる事案については、行為者から被害者に対して弁済済。また、契約者貸付金に関わる事案については、返済目的で預かった金銭の保険契約への反映に向けて手続き中。
・警察対応
通報…2021年2月9日、告発準備中
②長野県事案
・不正認定日
2021年2月22日
・不正行為期間
2011年8月~2020年8月
・被害状況
8名、4,836万円
・元社員属性
松本支社・営業職・70代・女性(懲戒解雇)
・不正の方法
「金銭的な優遇制度がある」という趣旨の架空の話を持ち掛け、金銭を不正取得。
・被害者対応
被害者の個別事情を踏まえ、対応する。
・警察対応
通報…2021年2月22日、告発準備中