第一生命、企業（団体）の健康経営を支援する「企業健診レポートサービス」を提供

第一生命は、企業（団体）の健康経営を支援するため、従業員の健康診断結果のデータにもとづいた、企業（団体）毎の健康診断結果分析レポートの作成を可能とする「企業健診レポートサービス」（以下「同サービス」）を株式会社NTTデータと共同開発し、2020年10月1日より提供する。
同サービスは、株式会社NTTデータが保有する医療・ヘルスケア分野におけるシステムやサービスのノウハウと、同社が生命保険事業を通じて得た保険医学の知見に基づいて共同で開発したサービスである。同社が提供するサービスとしてだけでなく、株式会社NTTデータが提供するクラウドサービス「HealthDataBank(R)」内の基本メニューとしても利用できる。
同サービスでは、国立研究開発法人国立がん研究センター（以下「国立がん研究センター」）の「循環器疾患リスクチェックツール」を活用し、今後10年以内の循環器系疾患（心筋梗塞・脳梗塞・脳卒中）の発症リスクを抱えた従業員の占率を予測できる機能を提供する。このリスクチェックツールは、国立がん研究センターが20年間にわたり10万人以上のデータを収集して行った生活習慣に関する追跡調査の結果をもとに開発されたものである。
生命保険会社が企業（団体）向けに、企業（団体）毎の循環器系疾患のリスクを予想し、可視化するサービスを保険契約に関わらず無料で提供するのは生命保険業界初となる。（2020年8月現在同社調べ）
また、同サービスは、企業（団体）の健康経営支援や「健康経営優良法人の認定取得」に向けた、健診受診率や適性体重・血圧・血糖値の維持などの分析、評価・改善に活用することができる。同社は、同サービスを提供することで、健康診断結果のデータ化を促進していく。
なお、2021年4月より発売する無配当団体健康診断割引付総合福祉団体定期保険※1では、同サービスで算出される優良者の占率等の一定の条件を満たす場合に保険料を割引する仕組みを導入する。同サービスとその新商品により、企業（団体）の健康経営のさらなる推進を支援する。
同社は引き続き、企業（団体）における従業員（所属員）の健康増進に向けた商品やサービスの提供を通じて、お客さま一人ひとりが望むしあわせな人生や生き方の実現（＝QOL（QualityofLife）向上への貢献）に向け取り組んでいく。
1．「企業健診レポートサービス」の提供（無料）
同サービスは従業員の健康診断結果データ（氏名は不要）を所定のフォーマットでアップロードすることで、企業（団体）の健康状態の把握や、将来の疾病リスク予測が可能となるものである。また、BMI・血圧・血糖値に関して同社が定める基準にもとづいた優良者判定を実施し、企業（団体）毎に集計してレポートを作成することができる。
※1　本リリースにおける無配当団体健康診断割引付総合福祉団体定期保険とは、総合福祉団体定期保険に総合福祉団体定期保険無配当扱団体健康診断割引付特約を付加した商品である。
商品詳細は以下URLより確認→https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2020_049.pdf
2．健康経営支援サービスのレベルアップ（HealthDataBank(R)の紹介）（有料）
同社では、既に企業の健康経営のサポートを目的として、健康経営優良法人認定取得支援サービス、法人向け『健康第一』アプリ等のサービス提供を行っている。このたび、上記に加えて、「健康経営優良法人の認定を既に取得されている企業（団体）の継続取組み」や、「これから健康経営を始める企業（団体）の健康取組み」に活用することができる、クラウドサービス「HealthDataBank(R)」（提供会社：株式会社NTTデータ）の紹介を開始する。
HealthDataBank(R)の利用により、産業保健業務の効率化・品質向上と健康経営のための可視化を実現できる。