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第一生命、企業年金向け新商品「特別勘定第2特約」を発売

第一生命は、確定給付企業年金向けの新商品「特別勘定第2特約」を開発し、2020年4月より発売する。
本商品は、同社が高度化してきたALM※1運用のノウハウを企業年金に活用し、お客さまごとにカスタマイズして提供するものである。
企業会計上の債務(退職給付債務)と資産の差額であるサープラスは金利変動によって増減し、企業の財務に影響を与える。本商品では、このサープラスの変動リスクを抑制するため、新たに金利スワップやスワップション等の金融派生商品を活用し、現物の債券では実現できない効率的なリスクヘッジが可能となる。また、同社年金アクチュアリーが企業ごとに異なる負債の構造をキャッシュフローベースで分析し、お客さまの年金制度や運用目標に応じてカスタマイズしたソリューションを提供する。
このように、企業ごとの負債構造を分析したうえで、金利スワップやスワップション等を活用してサープラス変動リスクを抑制する企業年金特別勘定特約商品は生保業界初※2となる。
なお、KPMGのレポート※3によると、英国での2016年のLiabilityDrivenInvestment(LDI)戦略による負債ヘッジの額面残高は約9,080億ポンドであり、海外での市場規模は拡大傾向にある。
生命保険会社と企業年金の運用は、超長期かつ予定利率に基づいた期待収益が求められる点等、互いに共通の性質を持っている。
同社は今後もグループ各社とともにお客さまの多様なニーズにお応えする魅力的な商品の提供に努めていく。
※1 AssetLiabilityManagementの略。資産と負債の統合管理のことをいう。
※2 生命保険会社各社のホームページ等公表情報等に基づく同社調べ(2020年3月6日現在)。
※3 KPMG(2017)、“TheUKLDIMarket-Noendtogrowthinsight”。
●「特別勘定第2特約」の概要
◆投資方針
(1)企業会計と年金財政の両面を考慮しつつ、市場環境に応じた資産配分を行う。
(2)企業会計は、金利変動を考慮しつつ、サープラス(企業会計上の債務と資産の差額)の変動抑制を図る。
(3)年金財政は、目標収益率の達成を目指しつつ、資産運用リスク(ボラテリティ)をコントロールすることで安定的な収益獲得を図る。
◆LDI運用の導入によって期待できる効果
LiabilityDrivenInvestment(LDI)とは、債券や株式等の現物資産では対応できない企業年金特有の複雑で超長期のキャッシュフローを複製することを目的とした手法である。LDI運用の導入は、ポートフォリオのリスク・リターン特性を改善すると同時に、時価評価の会計基準に対応する運用政策としても有効となり得る。
ただし、その実施にあたって整備が必要となる、①負債キャッシュフローの認識、②負債キャッシュフローに合った資産の組成、③デリバティブ取引の体制構築、等については同社が対応する。
◆金利スワップおよびスワップションを活用する利点
金利スワップやスワップションは、少額の資金(CSA契約に基づく担保分)で債券と同等の金利変動リスクのヘッジ効果を享受することができる。また金利スワップは流動性が高く、任意の満期で取引することができる。ヘッジコストを抑制すれば、収益獲得に必要な資金を確保することができ、目標収益率を達成するための過度なリスクテイクが不要となる。
また、お客さまの財政状況および市場環境に応じて、想定元本やスワップションの権利行使レート等を適切にコントロールすることで、低金利環境を含む様々な状況に対応したヘッジ戦略を構築する。

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