新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

こくみん共済coop〈全労済〉、「たすけあい」に関する意識調査を実施

こくみん共済coop〈全労済〉は、「たすけあい」に関する意識調査を行った。
【主な調査結果】
・「たすけあいがあふれる社会」に対しては共感する人が77.2%と多い。
・「社会がたすけあいにあふれている」に「そう思う」と回答した人はわずか2.9%。
・過去1ヵ月以内に「知らない人で困っている人を助けたことがある人」は14.4%と低い結果に。
・「知らない人で困っている人を助けたことがない理由」は「そのような場面に出会わなかった」が75.2%と最多。
・「知り合い」でも「知らない人」でも日本人は「たすけを求める」のが苦手。
イギリスのチャリティー団体「CharitiesAidFoundation(CAF)」発表の「WorldGivingIndex10thEdition」によると、「過去1ヵ月以内に『見知らぬ人、あるいは、助けを必要としている見知らぬ人を助けたか』」という調査で、日本は最下位の125位だった。
※CharitiesAidFoundation「CAFWorldGivingIndex10thEdition」(October2019)より引用
今回の調査においても「過去1ヵ月以内に『知らない人で困っている人を助けたことがある人』」の割合は、14.4%と低い結果となった。しかしながら、助けたことがない理由は「そのような場面に出会わなかった」が75.2%と最も多いことから、困っている他者に冷淡なわけではなく、困っている他者に出会っていない(または気づいていない)だけではないか、と調査結果から見て取ることができる。
また「たすけあいがあふれる社会」に対して共感する人の割合は77.2%と高く、日本を「たすけあいがあふれる社会」としていくための活動を広めていける可能性を感じることができる。
一方で、「『社会がたすけあいにあふれている』と思いますか」という質問に対して、「そう思う」と回答した人はわずか2.9%という結果となった。この結果から、約8割の人が「たすけあいがあふれる社会」に共感しているという事実と、73.1%の人が「社会がたすけあいにあふれている」とは思えないという事実との間に、大きなギャップが存在することが浮き彫りとなった。
現状は、多くの人が「社会がたすけあいにあふれている」とは思えていない日本ではありますが、「知り合い」「知らない人」、それぞれに関して「たすけあい」に対する気持ちや意識を調査してみると「知り合い」に対しての人が「たすけあい」に前向きであることが見て取れる。
また「知り合いに、助けを求めることができる」に「そう思う」と答えた人は6.8%、「知らない人に、助けを求めることができる」に「そう思う」と答えた人は4.5%とどちらも低く、日本人は自ら「助けを求める」ことが苦手ではないか、と見て取ることができる。
「たすけあいがあふれた社会」を実現していくための一つの方法として、気軽に「助けを求める」ことができる環境作りが必要となってくるのかもしれない。
こくみん共済coopは、昨年10月から「たすけあいをもっと気軽に楽しいものにできたなら、より過ごしやすく、あたたかい社会になるのではないか」という想いで「ENJOYたすけあい」プロジェクトを実施している。本調査結果を受けて、「ENJOYたすけあい」の活動を普及し、日本が「たすけあいにあふれた社会」となるための一助となるよう、取り組んでいく。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

au損保、自転車利用時のヘルメット着用率を調査

生保

エヌエヌ生命、中小企業の賃上げとリスキリングに関する調査

損保

アイペット損保、ペットの支出に関する調査を実施

生保

第一生命、第35回「大人になったらなりたいもの」調査結果を発表

生保

大同生命、中小企業経営者を対象に「時間外労働の上限規制(2024年残業規制問題)」について調査を実施

生保

日本生協連、「老後」への意識についてのアンケート調査を実施

損保

ソニー損保「はじめてのマイカーに関する調査2024」を実施

損保

損保協会、高等学校における損害保険に関する教育の実態調査(3回目)を実施

損保

au損保、自転車保険加入率を調査

損保

アイペット損保、ペットのための防災対策に関する調査を実施