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損保協会、長崎県で地震保険セミナーを開催

損保協会九州支部長崎損保会では、一般社団法人長崎県損害保険代理業協会の共催を得て、10月24日(木)に長崎商工会議所にて「地震保険セミナーin長崎」を開催した。当日は、長崎県内の代理店および損害保険会社の社員を中心に一般の人を含め120名の参加があった。
開催に際し、志村長崎損保会会長から「先般の台風19号も、近年の災害は50年に一度、100年に一度という規模のものが頻繁に発生しています。地震においては、地震発生確率が比較的低いとされていた場所でも発生しており、長崎県を含む日本全国において、いつどこで大規模な地震が発生するかわかりません。本日の貴重なお話を、皆さまの日々の生活や業務に活かしていただけると幸いである。」と挨拶があった。
セミナーは二部構成で実施され、第一部では、気象庁長崎地方気象台荻野等地震津波防災官から「地震に備える(長崎県と地震)」と題した基調講演があった。長崎県内の過去の被害地震の変遷や、活断層、活火山、津波等の発生を想定した地域災害のリスクについての解説や、日頃からの災害に対する備えが必要との説明があり、また、地震・津波発生時の実際の映像では、地震・津波がいかに恐ろしいものかを感じさせられた。
第二部では、保険毎日新聞社の森隆記者から「大地震発生時の現地の状況と記者から見た地震保険の重要性」と題した講演があった。東日本大震災時の、自らも被災しながらも顧客対応に奔走した代理店の話や被災した地震保険契約者の地震保険に対する思いなどについて、実際の取材時の生の声を聞くことができた。
閉会に際しては、長崎県損害保険代理業協会甲山会長から、「本日の講演で学んだ長崎における地震リスク、そして地震で被災した方々の地震保険に対する思いを日々のお客さまへの対応に反映するとともに、地震保険普及を推進していきたい。」と挨拶があった。
参加者からは、「保険募集をする際の原点にかえりました。ありがとうございました。」、「実際に被災された熊本、東北の方の地震保険に救われたという話は積極的に伝えていきたいと思う。「地震保険は安心保険」の言葉はその通りだと思った。」、「津波や地震の凄まじさに恐怖を感じました。大切な人に伝えて行きたいと思います。」等の感想が寄せられた。
長崎損保会では、今後も関係団体と連携し、自然災害リスクの啓発と地震保険の加入拡大に向けた取組みを行っていく。

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