損保協会、ICT教育に対応した「リスク教育副教材」パワーポイント版を作成
損保協会では、新学習指導要領で重視しているアクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)により、身のまわりのリスクや保険等の備えを効果的に学習することができるように、今般、ICTを活用した教育に対応した中学生・高校生向け「リスク教育副教材」パワーポイント版を作成した。
■「リスク教育副教材」パワーポイント版の作成の経緯
同協会は2016年度に中学生・高校生向けの「リスク教育副教材」(冊子)を作成した。学校の授業の中で生徒がワークシートを使って、身近な自転車事故の例などをもとに身のまわりのリスクや保険等の備えについて学び、適切な対策を行うことの重要性を学習できる教材である。
学校教育の現場では、コンピュータやインターネットなどのICTの活用が進み、電子黒板やタブレット端末の普及が進んでいく。こうした中、学校教育現場のニーズを受けて、今般、パワーポイント版の作成となった。パワーポイントの視覚的に分かりやすい情報と、クイズ形式による生徒と教師との双方向の対話を組み合わせることで、冊子版よりも効果の高いアクティブ・ラーニングの実現が期待できる。
※ICT:Information&CommunicationTechnology(情報通信技術)
※「リスク教育副教材」(冊子)の活用状況
○中学生向け(累計10.6万部発行(2019年3月31日時点))
2017年度:全国207校
2018年度:全国393校
○高校生向け(累計10.2万部発行(2019年3月31日時点))
2017年度:全国279校
2018年度:全国262校
同協会は、今後も安心で安全な社会の実現に向けて、学校教育を通じた損害保険リテラシーの向上に取り組む。