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第一生命、新生キャピタルパートナーズ株式会社の組成するバイオベンチャーファンドに出資

第一生命は、新生銀行グループの新生キャピタルパートナーズ株式会社(以下「SCP」)の組成する、バイオベンチャーファンド「New Life Science1号投資事業有限責任組合」(以下「本ファンド」)に、10億円の投資を決定した。
【本件のポイント】
・新生キャピタルパートナーズ株式会社のバイオベンチャーファンドに10億円の投資を決定
・運用収益の向上に加え、日本のライフサイエンス分野のイノベーションを促し、同社のInsTech取組みへの裨益も期待
本ファンドは、主に創薬や生活習慣病予防等のベンチャー企業に投資を行う予定であり、日本発の革新的な医薬品創出や、テクノロジーを活用した高度医療介護の実現、医療費高騰等の社会課題の解決への貢献を目指している。
SCPは、新生銀行グループからライフサイエンス分野に対する投資業務を分割して設立し、投資チームは約14年間にわたる豊富なベンチャー投資経験者と、幅広いネットワークや高度な知識を有する製薬会社出身者で構成しており、ライフサイエンス分野のベンチャー企業の成長支援と投資リターンの確保を果たしていくことが期待されている。
同社は2019年度にオルタナティブ投資部を新設することで、健康をはじめとしたQOL(QualityofLife)の向上や、社会課題の解決に向けたイノベーション創出に挑戦するベンチャー企業への投資を積極化するとともに、同社のInsTech※1取組みへの連携を強化していく。今後もベンチャー企業への投資やインパクト投資※2に積極的に取り組んでいくことで、運用収益の向上に加え、資産運用を通じた「社会へのポジティブ・インパクト」の拡大を目指していく。
【本ファンドの概要】
・ファンド名称:New Life Science1号投資事業有限責任組合
・運用会社:新生キャピタルパートナーズ株式会社(https://www.new-lifescience.com/)
・投資対象:主に創薬分野やデジタルヘルス分野のベンチャー企業
※1:InsTech とは、保険ビジネス(Insurance)とテクノロジー(Technology)の両面から生命保険事業独自のイノベーションを創出する活動であり、最優先の戦略課題として、第一生命グループ全体で推進している。
※2:インパクト投資とは、運用収益の獲得と社会的インパクト(社会の構造変化等)の創出の両立を意図して投資判断を行う投資手法である。

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