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日本生協連、WWFジャパンのボルネオ島森林保全プロジェクトを支援

日本生協連は、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)がインドネシア領ボルネオ島で行う環境保全活動を支援するため、「コープの洗剤環境寄付キャンペーン」を5月21日から実施する。
コープの洗剤にも使われているパーム油の一大生産地であるボルネオ島では、パーム油の原料となるアブラヤシの畑が年々拡大し、森林喪失の大きな原因になっている。特に、小規模な農園では、低い生産性を農地拡大によって補おうと、周囲の貴重な森林を伐採したり、必要以上に農薬を使用したりするケースも多く、森林伐採による環境破壊や生物多様性の危機など様々な問題が起こっている。
今回日本生協連が支援するWWFジャパンのボルネオ島森林保全プロジェクトの主な活動は、小規模なパーム農園に対し、適切な農薬・肥料の使い方や、労働安全や農園管理の方法などを教え、生産性を高める支援を行うことで保護価値の高い森林の破壊防止を目指すものである。
「コープの洗剤環境寄付キャンペーン」は2010年から続く取り組みで、2017年までにNPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン「ボルネオ緑の回廊」プロジェクトや、地域の環境団体へ4,310万7,781円を寄付した。本年度はこれまでの取り組みを深めるため、WWFジャパンのボルネオ島森林保全プロジェクトに寄付先を変更し、WWFジャパンが行う小規模パーム農園の持続可能な生産などを応援する。
【日本生協連が支援を行うWWFジャパンのボルネオ島森林保全プロジェクトについて】
農園の開発が急速に進むボルネオ島では、この40年で34%の自然林が失われ、その主たる原因はパーム油生産のためのアブラヤシ農園の増加であるとされている。特に小規模農園では、労働条件も悪く生産性が低いために農地を少しでも広げようと、周りの貴重な森林が伐採されている。
日本生協連が「コープの洗剤環境寄付キャンペーン」を通して支援を行うWWFジャパンのボルネオ島森林保全プロジェクトは、インドネシア西カリマンタン州の小規模農園の持続可能な生産などを支援するものである。
●インドネシア西カリマンタン州での主な活動内容
・農園の地図化や書類作成等の管理指導
・保護価値の高い森林の特定方法指導
・労働安全や適切な農薬・肥料の利用指導など
【2018年度「コープの洗剤環境寄付キャンペーン」の概要】
・期間:2018年5月21日~2019年5月20日(1年間)
・対象商品:コープの衣料用洗剤11品目(「CO・OPセフターENERGY抗菌・防臭」など。詰め替え品も含む。)
・寄付方法:対象商品を1点買い上げるごとに0.5円を寄付金として積み立てる。
・寄付先:WWFジャパンによるボルネオ島森林保全プロジェクト(インドネシア西カリマンタン州の小規模パーム農園の持続可能な生産などを応援)

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