JA共済自動車指定工場協力会、第41回全国フロントマン選抜技術競技会を開催
JA共済自動車指定工場協力会(JARIC、事務局:JA共済連全国本部自動車部内)主催の第41回全国フロントマン選抜技術競技会が、11月11日から12日にかけて、JA共済幕張研修センター(千葉県千葉市)で開催された。JARICの各都道府県本部から選抜されたフロントマン(全国から22人)が参加し、最優秀賞1人のほか、優秀賞3人、敢闘賞3人の計7人が表彰された。
JAおよびJA共済連では、優秀な技術を有する自動車整備工場を会員とするJARICを組織しており、現在、全国1700の指定工場が加盟している。フロントマンは、その指定工場の代表者として、ドライバーの相談や苦情の窓口になるとともに、工場内においては作業指示者、作業工程管理者の役割を担っている。
JARICでは、全国のJA自動車共済契約者に安心して愛車を任せてもらえるよう、フロントマンの技術向上を図り、優良かつ迅速な修理を行うことを目的に、1974年から毎年「全国フロントマン選抜技術競技会」を実施している。出場資格は、各県域の大会において優秀な成績を修めた精鋭フロントマンで、今年は22人が全国大会に出場。
出場者は、「フロント損傷車」「リア損傷車」の損傷個所の異なる2台の事故車両について、1台につき制限時間110分間で損傷個所のチェックやパーツ交換の必要性、工賃選定などを見極め、損害修理見積書を作成。作成した損害修理見積書は、平林康男委員長(全国技術アジャスター協会会長)をはじめとする5人の審査員がその精度を評価した。なお、大会で使用した車両は、事故による損傷を再現した実車を用いて行われた。