新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

東京海上日動、東京海上日動あんしん生命代理店の元募集人が逮捕される

東京海上日動および東京海上日動あんしん生命の委託代理店に所属していた元募集人が、複数のお客様から金銭を不正受領していた容疑で大阪府豊中警察署に本日逮捕された。
■行為者(元募集人)
(1) 氏 名 : 阪本 靖隆(さかもと やすたか) (45歳)
(2) 所属代理店
・クレスト保険企画(店主) 2002年12月27日~2004年3月17日、大阪府豊中市
・株式会社BLサポート(元従業員) 2004年3月18日~2017年5月2日、大阪府豊中市
※当該行為者は、1999年11月1日から2002年12月26日まで、(旧)東京海上((現)東京海上日動)の代理店研修生であったが、現時点で当該期間の不正は確認されていない。
※当該行為者については、既に募集人廃止手続きを行っており、現在は保険募集に従事できない。
■事案の概要
昨年4月24日にお客様から問い合わせを受け、不審な点が見受けられたことから直ちに調査を実施し、事案の解明に努めた。その結果、当該行為者が16名のお客様から不正に金銭を受領し、その合計額は約1億1000万円に上ることが判明した。
両社は、社内での調査結果を踏まえて、警察に相談し、捜査に協力してきた。被害に遭ったお客様には両社より弁済を完了しており、また監督官庁への届出も行っている。
■今後の対応
両社は、引き続き警察の捜査に全面的に協力するとともに、当該行為者に対し、両社がお客様に弁済した金銭の返還を求めていく。
また両社は、本件を真摯に反省し、本件を共有しながら代理店を管理・育成・指導する社員に改めてコンプライアンス意識の向上を図り、従来から行っている代理店の店主・募集人に対するコンプライアンスに関する研修や点検を徹底していく。今後も、代理店の店主が募集人の活動状況等の管理を適切に行いながら、代理店として自律した内部管理態勢を構築できるよう、保険会社として一層努めていく。

関連記事(保険業界ニュース)

損保

東京海上ホールディングス、東京海上日動の業務改善計画の進捗および改善状況について(その5)を発表

損保

東京海上日動、中小企業向け保険「超Tプロテクション」へのカスタマーハラスメント発生時の補償導入

生保

東京海上日動あんしん生命、「遺児への教育支援」2026年度支援対象者募集を開始

生保

東京海上日動あんしん生命、2025年3月末市場整合的エンベディッド・バリューを開示

損保

楽天ドローンと楽天インシュアランスプランニング、「楽天ドローン保険」を提供開始

損保

東京海上日動、インターネット完結型傷害保険「トータルアシストからだの保険」販売開始

損保

東京海上日動、出向者による情報漏えい、株式会社西日本シティ銀行においても発覚

損保

東京海上日動、金融庁に業務改善計画書を提出

損保

東京海上日動、同社代理店へのデータ誤送信による募集人情報の漏えいを確認

生損

東京海上日動、東京海上日動あんしん生命、元代理店店主による保険料の詐取と一時的な流用が判明