大樹生命、「営業職員チャネルのコンプライアンス・リスク管理態勢の更なる高度化にかかる着眼点」を踏まえた取組状況を公表
1.はじめに
生命保険協会は、生命保険各社がお客さま一人ひとりに真摯に向き合い、社会的使命を果たし続けることを後押しするために、2023年2月17日に「営業職員チャネルのコンプライアンス・リスク管理態勢の更なる高度化にかかる着眼点」(以下「着眼点」)を公表し、先般、2026年4月17日に内容を更新している。
大樹生命は、経営理念に則った「お客さま本位の業務運営」を実践していくことで、コンプライアンス・リスク管理態勢の継続的な取組強化・高度化を図ってきた。このような取組みにもかかわらず、2025年3月14日※に報告のとおり、過年度には同社の元営業職員による金銭詐取事案が判明している。当該事案の再発防止も含む不適正事象の未然防止および予兆把握に取り組んでおり、更なる高度化に向けた「お客さま本位の業務運営」の取組状況と併せて、「着眼点」に記載の6つの項目、16のプリンシプル(原理・原則)に対する同社取組状況を公表した。
※同社元職員による金銭詐取事案の調査結果について
https://www.taiju-life.co.jp/corporate/news/pdf/20250314_1.pdf
2.「着眼点に対する方針」
(1)コンプライアンス・リスク管理態勢
同社では、経営理念として、相互扶助の精神にもとづく生命保険事業の本質を自覚し、その社会的責任を全うするため、「まごころと感謝の気持をもって、常に契約者に対する最善の奉仕に徹する」旨を掲げ、お客さまに約束した保険金・給付金等を確実に支払うことを通じて、お客さまの生活の安定と向上に寄与するべく努めてきた。また、同社で働く全役職員が共有する価値観である「大樹生命バリュー」に沿った行動を心がけ、「お客さま本位の業務運営」やコンプライアンスの重要性について、経営陣が管理者・従業員一人ひとりに直接語りかけ続けることで、コンプライアンス・リスク管理態勢を維持していく。今後も、コンプライアンス・リスク管理に関する経営陣の考え方を示し、その趣旨を浸透させるよう取り組んでいく。
(2)コンプライアンス・リスクの評価
同社では、全社共通の「コンプライアンス・プログラム」を策定するとともに、支社ごとに特性・課題が異なることから支社単位の「コンプライアンス推進計画」を策定し、コンプライアンス部門がフォローすることとしている。今後も、支社ごとのマーケットの特性や固有の課題等に応じたリスクの評価が適切に行われるよう、「コンプライアンス・プログラム」および「コンプライアンス推進計画」に基づく取組みの高度化を進めていく。
(3)コンプライアンス・リスクに対するコントロールの整備・実施
コンプライアンス・リスク管理上の具体的な統制策については、過去の不適正事象の分析に基き、コンプライアンス・リスクが認められる場合の契約取扱の制限や営業職員の指導・管理に関する仕組みを構築し、さらなる高度化に取り組んでいる。引き続きコンプライアンス・リスクに対するコントロールの高度化を目指すとともに、営業職員に対するコンプライアンス教育等を徹底していく。
(4)コンプライアンス・リスクのモニタリングおよび不適正事象の(予兆)把握時の対応
不適正リスクが高いと考えられる契約に対する牽制等により、不適正事象の(予兆)情報についてモニタリングを実施している。また、実際に支社・営業部等で不適正が懸念される事象が確認された際には、コンプライアンス部門において案件を一元管理し、原因究明や再発防止策の実施等を行っている。引き続き営業組織への牽制を含めた不適正事象の未然防止取組に努めていく。
(5)コミュニケーション
社内外での日常業務において、適切なコミュニケーションが図られるよう各種取組を行っている。今後もより一層の風通しのよい企業風土の形成に向け取り組んでいく。
(6)監査
監査部門が機能発揮するために、各分野での知見を有する人材の配置を行うとともに、事前のデータ分析によるリスク事案の絞り込みを行い、効率的かつ実効性のある監査を実施している。今後も有効な機能発揮に向け、1線・2線組織との連携強化等に取り組んでいく。
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