住友生命、ウェルビーイングの「可視化」を起点とした新たな価値創出を開始
住友生命は、ウェルビーイングを軸とした事業変革「スミセイWX(ウェルビーイング・トランスフォーメーション)」の一環として、独自に開発した指標「スミセイ版健康寿命」を用いた「スミセイ版健康寿命レポート」(以下、本レポート)の企業向け提供を開始した。
本レポートは、Vitality福利厚生タイプ導入企業を対象に、従業員の健康状態を客観的・定量的に把握し、健康寿命延伸に向けた優先課題や具体的なアクションを提示するものである。本レポートの提供を通じて、健康経営・人的資本経営を支援するとともに、従業員一人ひとりの行動変容を後押しし、ウェルビーイングの向上につなげていく。
あわせて、ウェルビーイングの「可視化」として、主観的・包括的な指標である「ウェルビーイング実感」の測定・活用や、ステークホルダーとの共創価値である「ウェルビーイング共創価値」の定量化を進める。
これら各種指標の測定・活用を通じて、「ウェルビーイングに貢献する『なくてはならない保険会社グループ』」の実現に向けた取組みを加速させていく。
1.背景・概要
「住友生命グループVision2030」では、2030年時点のありたい姿として「ウェルビーイングに貢献する『なくてはならない保険会社グループ』」を掲げている。
その実現に向けて、2025年度から、ウェルビーイングを軸に事業変革に取り組む「スミセイWX」をスタートさせた。スミセイWXでは、顧客拡大を目指す「量」の拡大に加え、顧客への価値提供の「質」を高めていくことの両面に取り組んでいる。
取組みの核となるウェルビーイングの「可視化」を通じた価値創出を進めるため、ウェルビーイング指標として「スミセイ版健康寿命」および「ウェルビーイング実感」を開発した。
これらの指標を測定し、結果の提供や分析を通じて、お客さまの行動変容の後押しや、取組み・サービスの改善につなげていく。
2.「スミセイ版健康寿命レポート」の提供開始
企業の健康経営・人的資本経営を支援する取組みとして、独自指標「スミセイ版健康寿命」※を用いた「スミセイ版健康寿命レポート」の提供を開始した。
本レポートでは、従業員の健康寿命の水準や分布、健康リスクや生活習慣の状況を可視化・分析し、健康寿命延伸に向けた優先課題を明らかにしたうえで、課題に応じた具体的な取組みの方向性を提示する。これにより、企業が自社の健康課題を的確に把握し、実効性のある健康増進施策につなげることを可能とする。
2026年2月から、Vitality福利厚生タイプ導入企業の一部に先行して提供を開始しており、お客さまの声を反映しながらレポート内容や活用方法の改善を図る。今後、2026年度中を目途に企業向けの本格展開を予定しているほか、自治体や個人への提供に向けた検討も進めていく。
※「スミセイ版健康寿命」は、国が公表する健康寿命とは異なり、企業単位で把握できることに加え、毎年の計測が可能である点、ならびに健康寿命延伸に向けた課題の把握につなげられる点に特長がある。主にVitality会員を対象とし、既往歴、健康診断結果、生活習慣等のデータをもとに算出している。
3.「ウェルビーイング実感」の測定・活用
主観的かつ包括的な指標として、国際的にも活用されているOECD※2の主観的ウェルビーイング測定の考え方を踏まえた設問により、お客さまが自らの人生や日常をどのように感じているかを捉え、住友生命の取組みやサービスがそこにどの程度貢献しているかを把握することを目指す。
まずは保険契約者から測定を開始し、段階的にウェルビーイング価値を提供する顧客全体へと拡大していく予定である。これにより、保険にとどまらない住友生命の価値提供が、お客さまのウェルビーイング実感にどのように貢献しているかを幅広く把握していく。
測定結果は、「スミセイ版健康寿命」とあわせて分析・活用し、取組みやサービスの改善・新たなサービス創出につなげていく。
※2 OECD「主観的ウェルビーイング測定ガイドライン」の改訂にあたり、住友生命および公益財団法人Well-beingforPlanetEarthが共同で助成を実施している。
4.「ウェルビーイング共創価値」の定量化
住友生命は、2026年4月からスタートする新中期経営計画において、10年先を見据えた経営の考え方「Next-Decade」を示している。「社会公共の福祉に貢献する」というパーパスのもと、世の中の価値観や社会環境が変化したとしても、相互会社として社会的価値を持続的に高めていくことが住友生命の使命であると考えている。
こうした考え方のもと、今後、住友生命の事業活動がステークホルダーと共に生み出す価値の定量化に取り組んでいく。こうした価値は、経済的価値だけでは捉えきれない社会の豊かさを表すものであり、これを「ウェルビーイング共創価値」と位置づけ、その広がりを可視化し、持続的な向上を目指していく。まずは、ウェルビーイング価値提供の中でも中核的な領域である健康増進分野から検討を進め、ステークホルダーとどのような価値を共創し、社会にインパクトを与えているのかを整理・把握していく。
将来的には、ウェルビーイング指標の活用や分析の蓄積、ウェルビーイング共創価値の定量化の開示等を通じて、事業活動を通じた共創の価値を、分かりやすい形でステークホルダーへ示していくことを目指す。住友生命は、こうした取組みを通じて、「ウェルビーイングに貢献する『なくてはならない保険会社グループ』」の実現に向けた歩みを着実に進めていく。
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